遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

台風裡

2018-09-30 16:00:27 | 日記
平成30年9月30日(日)

台風裡 : 台風の最中


午後3時現在


大型で非常に強い台風24号は、沖縄に停滞後
スピードを加速させ、九州鹿児島、宮崎の沖合
を更に加速させ四国の南東沖を進み、、、
今夜紀伊半島に上陸後、午後9時頃名古屋の西
部を通過するとの予報、、、、。


午後3時、名古屋市は港区に「緊急避難情報」を
発表した。
携帯がケタタマシク鳴り、転寝から飛び起きる。
15:05 : 避難勧告(高潮)準備開始
15:09 : 避難勧告(高潮)追加、避難開始
港区入船、千鳥、野跡、築地町、、、等

午後3時30分現在、
最大速度45m、中心気圧950Hpa、最大風速
60m/s
このまま勢力は衰えず、列島上空の編成風に乗り
更にスピードUP,関東から北海道へ、、、

今回の台風通過時間帯、伊勢湾の満潮時刻が重な
り、高潮の災害情報が発令された。
満潮と、風圧、風速により潮位が上り防潮堤を乗り
越えると予想される。
何でも、伊勢湾台風(昭和34年)クラスの高潮に
警戒が必要との事。
名古屋港の満潮時間 : 20時34分
名古屋通過時の気圧は、960 ~ 9700Pha

この後、台風25号が発生したとの予報が、





昨日から、台風に備え、ベランダの植木等を移動、
物干し竿を下ろし、雨戸が無いので窓ガラスの内側
にシートを貼る、、、等。

ずぶ濡れて備への遅き台風裡     ヤギ爺

今一度、公園集会場の見回りをする。

先日の大阪での暴風雨の脅威が今だに忘れられず、
自然の猛威を侮ってはいけない、、、。

雨の中、傘挿しで自転車に乗る若者 ?

今日の1句(俳人の名句

我声の吹き戻さるる野分かな   内藤 鳴雪



※ 野分 : のわけ、台風のこと






栗 飯

2018-09-29 15:43:54 | 日記
平成30年9月29日(土)

栗ごはん : 栗御強(おこわ


新栗の殻や渋皮をとり、塩等を加えて炊き
こんだご飯。
茹でた栗をご飯が炊きあがる寸前に加える
方法もある。
我家では糯米を少し(2割程)加える。
冷めてからでも美味しくいただける様だ。


知人から、今年初めての栗を頂いた。
早速、栗ご飯を所望する。
先ず栗の鬼皮を取る、続いて渋皮を剥く。
これが大変な作業である。
昨今では。皮を剥いた栗をスーパー等で
よく見かけるが、確かに若い方達には栗の
皮を剥く作業は大変であろう。

鬼皮は先ず30分程お湯(水でも良い)に
付け置く(栗をふやかす)。


栗の座(下部平らな薄茶の所)を上にして
尖ったツヤの在る茶色の部分との境目に、
刃を入れ、尖った方を下向きに持ち剥いて
行くとスムーズに剥ける。
尖った先端の部分を鰐口(ラジオペンチ)
でチョン切り、その穴の部分から刃を入れ
剥いても良いとの事(やった事はないが)


渋皮の部分は更に面倒で難しく、もっぱら
カミさんの仕事。
本来は、渋皮のまま一晩水に漬け、確り
皮をふやけさせてから剥くと良い様です。

栗ご飯が炊け、釜の蓋が開くと、台所から
湯気と伴に栗の香りが漂い、、、、
食欲をそそる。



御近所に住む、独り居のご婦人宅へ早速の
お裾分け。


この時季になると、薄暗い台所の隅で、一心
に栗の皮を剥く、母の皺の手を思い出す。


今日の1句

栗飯や父母のこと里のこと    ヤギ爺

公園の草取り

2018-09-28 16:52:21 | 日記
平成30年9月28日(金)

秋草 : 色草、千草、八千草


秋の野や公園、畔等に咲く種々の草花や
雑草。
秋の七草を含むが、それ以外にも色々な
草花が沢山ある。 それぞれの小さな花
等にも心惹かれる草が多く存在する。

まるで梅雨晴間の様に、今朝は久しぶり
の快晴、、、、、
洗濯日和、早速カミさんが洗濯機を廻す。
各学校や幼稚園等では、雨天順延中の
運動会、体育祭を行う所が多い様です。

我が町内の公園の草取りも伸び伸びで
放置状態、伸び放題の草取りを実行する。
昨日、町内へ電話をしまくり、、、、
今朝9時、14人の有志(ご老体)が参集。

8月の猛暑、9月の長雨の所為か、雑草達
の成長は著しく、中には50Cm以上の丈の
草が生茂って、、、悪戦苦闘、、、

最初のうちは「雨が降ったから抜き易い」
然しながらシッカリと根を張り、それこそ
雑草達も根性があり、老体との根競べ、、





1時間半、、、、、、、終了の合図。
ゴミ収集袋大(45L用)に25個、、、
確り水分を含み、とても重い、、、、。
それでも広い(本当は狭い)公園の半分
位、、、、、、後は来月へ摘み残し。

週末、台風24号が再び襲来するのに備え、
収集した雑草は、集会所内の倉庫へ、、。

月曜日の収集日(10月1日)迄保管。
台風が無事通過する事を祈りつつ、、、


今日の1句

摘みとられなほ秋草の揺れてをり    ヤギ爺




稲刈り

2018-09-27 16:09:09 | 日記
平成30年9月27日(木)

稲刈 : 田刈、小田刈る


実った稲を刈取る作業、早場米は7月末
から始まり、普通には9月~10月が多い。


先日、所要で岐阜方面へ出掛ける。
国道沿いや山間の県道を行くと、稲刈中の
田、既に稲架掛けとなった所等、長閑な
風景が広がる。



近年、機械化により農作業は大きく変換
した。
コンバインの出現により、刈取りと脱穀
が一台で出来る様になり、田んぼを移動
しながら、収穫、脱穀、選別、乾燥を同時
に行ってしまう。




稲藁も細かく切って田に撒いてしまう。
大きな農場ではこれにより近代的な農場
経営をしているが、、
未だ、一般の農場では一部機械化が進む
ものの、稲架掛け、乾燥等は手作業される
処が多い。中には狭い場所や機械が入り
難い場所では鎌等、手作業の稲刈りをする
姿も見られる。園児や学童に手作業体験
をする事も在る様だ。

鎌での手作業


稲架掛け


今年は9月に入り、毎日降り続く雨に、
農家の方達は「稲刈り」の時期に頭を
悩ませる。
又、大型台風(24号)が列島を直撃し
そうである。
今週末(9月29日)から月曜日(1日)
にかけ、農家の方達は急ぎ「稲刈り」を
したり、稲の養生等台風への備えが急が
れる、、、。


今日の1句

急かされて水過に備へ稲を刈る   ヤギ爺

里 芋

2018-09-26 14:52:43 | 日記
平成30年9月26日(水)

芋 : 里芋、親芋、子芋、八頭


俳句では単に、芋と言えば里芋をいう。
東南アジア原産のサトイモ科の多年草。
茎は多肉強靭、地中部分肥大して塊茎と
なり、十月の上旬頃に掘り上げて食べる。

葉は長柄を持ったハート形で、儀礼食
として伝統行事に多く用いられる食品
(お月見等にも、)

山野に自生する山芋に対して、古くから
里の田で栽培されてきたので「里芋」
といわれる。

葉面が広く大きく、蠟質を分泌して、
水滴を葉の上に留め転がせる。(芋の露)

私は芋大好き人間(イモ男)、
特に里芋が大好きで、煮転がし、衣被、
田楽、煮和え、豚汁、味噌汁等々、、

煮転がし


衣被


味噌汁


暮の餅つき定番の豚汁


小さい頃、母親の作る切干大根と里芋を
甘辛く炊いたのが好きで、今でも時折、
カミさんに所望する。

名古屋の白鳥庭園内に「里芋のカレー」
を喰わせる店が在る。吟行の折り此処
へ寄るのも楽しみである。

里芋のカレー

里芋料理で有名な京料理の「いもぼう」
ここで使われる蝦(えび)芋は、京都市
の東寺付近で栽培されている。
形は海老の様に先端が反った、少し大きめ
の芋で実は柔らかい。

蝦芋

京を旅すると、丸山公園内の八坂神社寄り
に「平野家本店」がある。


「いもぼう」は京都の蝦芋と棒鱈を焚いた
もの(夫婦炊きともいう)
干した棒鱈を一昼夜水に戻し、じっくり
海老芋とともに煮る。
身は柔らかく、煮崩れせず、味を引き立て
とても美味しい忘れられぬ料理です。 
4月には枝垂れ桜の咲く公園の畔へ、是非どうぞ、、、


今日の1句

芋喰ひて饒舌となる親父かな   ヤギ爺