遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

大晦日

2021-12-31 16:46:57 | 日記

令和3年12月31日(金)

大晦日 : 大つごもり

十二月末日、陰暦・陽暦いずれにも用いられる。

陰暦で月の末日のことを「つごもり」(月隠:つきごもり)

というので、この日を大つごもりという。

今も昔もこの日は、何かと忙しない一日である。

生花、

注連縄、

お節用意、

 

日が暮れると社寺では篝火を焚いて初詣の参詣人を迎える

準備を整える。

「年越し」は、年を越して新年に移る意で、大晦日から元

旦迄の時間と、その間に行われる風習を指す。

一年を振り返り、その年が過ぎ去って行く事を惜しむ心持

ちを「年惜しむ」という。一年をしみじみ思い返して過行

く日々を淋しく思う。ふと過ぎ行く日を惜しみ師走の喧騒

とは裏腹に切ない感情を内にひめている。

年越しの食べ物として蕎麦を食べる「年越蕎麦」や「除夜

の鐘」を聞くまでは起きているという習わしも伝わる。

旧年から新年になる一年の境目の過ごし方、去り行く年、

迎える年への緊迫感等の日本の越年の慣わしは日本全国

津々浦々、様々だがその根幹にある物は皆同じ、、、、

先祖代々その土地に伝わる慣わしにより、人々の暮らしは

綿々と繋がっている。

家でテレビを見、或いはその土地の宇治神様に詣で、それ

ぞれの故郷で新しい年を迎える。

除夜の鐘

 

 

今年も一年お付き合い下さった皆様に、心より感謝申し上

げます。

東京オリンピック、パラリンピック(コロナ過でよく頑張った)

 

コロナ過の中で慌てふためき、愚痴の多かった一年でした

が、私の拙いブログに辛抱強くお付き合い頂きました。

真に有難う御座いました。

新しい年(寅)は皆様にとって、希望の持てる輝かしき

佳き年となりますように、心より願って居ります。

         令和3年12月31日   ヤギ爺

 

今日の1句

仕舞終へ淋しさ募る大晦日   ヤギ爺


年の暮れ

2021-12-30 17:08:36 | 日記

令和3年12月30日(木)

年の暮れ : 年 末

一年の終り、十二月も押し詰まった頃をいう。

正月飾りや新年を迎える為の色々な物を売る地方色豊かな市が

各地に立つ、これを「年の市」という。

この時期にはデパートやスーパー、商店街等でも歳末大売出し

を行い、客の購買意欲を掻き立てる。

コロナ過の中、演劇や音楽会等の公演などは余り盛り上がらず

経済界でも、中小企業や個人経営者にとって年の瀬は、様々な

しわ寄せが在りそうだ。

然し、今年の帰省等の旅行者はこの時期にラッシュを迎えて、

かなり復調の兆しが在る様だ。

 

カミさん、今日も忙しげである。

お節の準備に大わらわで、朝から友人等とひっきりなしに電話

のやり取り、、、、お節料理の交換をしているようだ。

肉巻き(カミさんから)

友人から、

 

それぞれに特異な物、足りない物を補っている様子である。

私もそれなりに重い腰を上げ、昨日の続きで古書や不用品の

整理をする。 午後からは窓ふきを、、、、、、

灯油販売車がやって来た。慌ててポリタンクを玄関に出す。

娘達がやって来た際、石油ストーブの上で蟹を焼くための灯油。

ご近所を覗いて見ると、庭先に葉牡丹が並んでいた。

庭の木の冬支度もされている、、、、、。

 

今日の1句

何やかや慌ただしきは年の暮れ   ヤギ爺


年用意

2021-12-29 16:50:03 | 日記

令和3年12月29日(水)

年用意 : 春支度

新年を迎えるためにいろいろ支度を整えること。

家の中の掃除、畳み替え(今は皆無)、障子貼、外回り繕い、

正月の買い物、松飾りや注連縄の手配、年木取り(新春用に

年末に薪を準備する事)、晴れ着縫い等がそれにあたる。

 

古い書物等を整理していると、カミさんから声がかかる。

「買物に出掛けるので、一緒に出掛けない?」珍しく、、

何のことはない、荷物持ちの誘いで在ろう。

否応なしにご同伴、、、久方に大須商店街へでかける。

毎年この時期(28日)に大須観音で開かれる「骨董市」

は今年は中止となった。

それでも境内には結構な人出がある。

商店街に入ると大層な賑わいをみせて、行き交う人は皆

マスクをしている。 日本人は皆礼儀正しく必ず皆さん

外出時はマスクをしている。(マスクは日本の文化)

ワクチン接種も必要であるが、欧米等では皆マスクを

嫌がり、人混みの多い劇場、スタジアムやパーティ会場

果ては居酒屋等でも皆混雑で蜜の中、マスク無しで大声

で絶叫、会食している、、この光景を目にすると感染の

防止は出来ず、パンデミックは止むを得ない、、、、

大統領や首相等の政府関係者が宣言しても無視される。

日本と欧米(韓国、ロシア等も)との違いはマスク。

 

大手スーパーへ立ち寄り、食料売り場へ、、、、

正月用のお節を始め、海産物、肉等、、人出の多さに

驚く、、、、

かまぼこ、出し巻、カニ等を買い求め、、、

刺身やお節(小ぶりのもの)は31日に届く予定とか。

何やかやそれでも両手に一杯ぶら下げて、辺りを見回せ

ば、皆同じような姿でいらっしゃる、、、、、。

 

今日の1句

人混みの中妻逞しき年用意   ヤギ爺


息白し

2021-12-28 16:57:00 | 日記

令和3年12月28日(火)

息白し : 白 息

冬は空気が冷たいので吐く息が白く見える。

気温や天候に依ってはっきり見える時とそうでない時が在る。

犬や馬、時に寒冷地の丹頂鶴なども吐く息は白い。

真冬のこの時期、一歩外に出た途端に吐く息はまっ白い。

道行く人々の息が白く光る様に靡いて見える。

此の処に厳しい寒さを実感する。悴んだ手に白い息を吹きかけ

手を擦り合わせる。

厳しい寒気の中で息づいている温かな体温を改めて確かめられ

る瞬間である。

最近では「白息」という使いかたも見られるが、元来は大気が

冷えて息が急速に細かい水滴となって白く見える現象そのもの

を表す季語であると言われる。

コロナ過の中に在って、道行く人々の殆どがマスク付けて居り、

私の様に眼鏡をかけている人は、寒気に当たると直ぐに眼鏡が

曇ってしまう。其のたびに眼鏡を外し拭き取らねばならない。

曇り止めもあるが、忘れる事の方が多い。

逆に、出先から暖かいラーメン屋等でもこの現象に出くわす。

この一瞬、洩れ来る息の白さを感じ、あらためて外気の寒さに

震えて居る、、、、、。

 

今日の1句(俳人の名句)

白息のつづくかぎりの生身かな   渡辺 恭子


名古屋初積雪

2021-12-27 16:12:20 | 日記

令和3年12月27日(月)

名古屋も初積雪

冬型の気圧配置が強まった二十六日、日本列島は大雪に見舞

われた。

日本海側を中心に降り続いた大雪は、西日本の太平洋側にも

暴風雪を齎し、路面凍結等による事故が続発した。

各地の高速道路で多重事故が起き、70台をも巻込む渋滞の

列は2km以上にも及ぶ。

中部地方にも大雪被害は広がり、長野県、岐阜県の山間部や

愛知県内の高速道路は各所で通行止めが相次いでいる。

 

朝5時過ぎ、何時もと違う寒さに震えながら、玄関へ新聞を

取りに、、、。新聞は雨除けのビニールで包まれていた。

玄関を開けてみると冷たい風が吹込んでくる。

夜間照明の在る車道を見やると、暗闇の中を雪が舞って居る。

時折、長距離トラックであろうか、ゆっくりとノロノロと、、

付近の屋根は全てまっ白である。

急ぎ部屋に戻り、上っ張りを羽織りベランダに出て見る。

手すりの上面は5、6cm程の雪が積もり、公園も家並み

も全て銀世界である、、、。

夜明け前、闇の中に時折走る車のヘッドライトに浮かぶまっ白

な道路や街路樹、、、、久しぶりの積雪はとても美しい。

公園も、樹木も、駐車場の車の屋根も、白く静かに眠る。

6時30分、ラジオ体操が流れ、、、、、夜が明けてくると

早くも通勤の車やトラック、バスなどの渋滞の列が始まった。

子供達の声がする。

雪の中、歓声があがる。 雪を投げ合い、走り回り、、、、

食事の後、公園にでてみると、雪だるまが三つ並んでいた。

どれも、とてもユニークな表情でポーズを決めていた。

雪国では、これから連日の豪雪が続き、雪下ろし等の作業や

凍結による転倒事故等、大変な日々が待っている。

豪雪地の方々には申し訳ないが、此方の雪は一瞬だが、子供

達を始め皆を笑顔に楽しませてくれる。

 

今日の1句

初雪や隣同士の笑み浮かぶ   ヤギ爺