遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

龍の玉

2018-01-31 15:05:48 | 日記
平成30年1月31日(水)

龍の玉、龍の髭の実


龍の玉


寒い寒いと言いつつ、早1月も末日、、
2月に入れば早々に立春(4日)を迎へ
各所で春の訪れを告げるニュースも、、、

散策して見ると、冬木の芽は未だ固く閉じ、
道行く人も防寒具を一杯(ヤギ爺も)の着膨れ
状態です。
挨拶は「お寒う御座います、、、」から。


先日、落語会も行われた寺門の脇に籬があり、
其処に、葉牡丹と並んで「ジャノヒゲ」が
植えられて居りました。




夏、龍の髭の小さな花を咲かせる






ジャノヒゲは龍の髭とも言い、夏に小さな花を
咲かせ、今の時期には小さな青い実(径7cm)
を葉の中に潜ませています。

吟行等に行くと、神社や寺の境内の隅、、、
手水場の辺りで良く見かけます。
又、お屋敷の庭や、料亭等の入口付近にある
籬(まがき、竹で組んだ垣根)の辺りで見かける。





龍の玉(冬の季語)

ユリ科の常緑多年草「じゃのひげ」の実。
じゃのひげ(龍の髭)は平地の草地や林の影地
に群生し、民家の庭にも植えられる。
葉は暗緑色で細長く10~30Cm程になる。
初夏、葉の間から花茎を出し、淡紫色の小花を
咲かせる。花の後に球形(直径6~7mm)の
実をつける。瑠璃色の美しい光沢の在る宝石
の様である。
昔、子供達は紙鉄砲で遊びその玉として、、
又、固く良く弾むので弾み玉と呼んで遊んだ。

今日の1句
密かなる玉美しき龍の玉     ヤギ爺

龍の玉天女の零す涙哉      ヤギ爺

初場所

2018-01-29 16:13:37 | 日記
平成30年1月29日(月)

初場所や異国力士の男前


栃の心初優勝、読売新聞より


昨年の初場所は久しぶりに日本人力士の
稀勢の里が優勝し、場所後横綱に昇進、
このニュースをブログ(ヤギ爺)に載せて
喜び勇んで居りました。
春場所にも勝ち連続優勝し大いに盛り上が
った矢先、怪我等で途中休場、連続5場所
同じ事を繰返して居ります。


賜杯を抱く


今年の初場所は、昨年末から相撲界を取り
巻くゴタゴタの中、再び外国人力士が優勝
しました。下馬評にもなかった栃ノ心です。

ジョージア(グルジア)


彼は遠い異国(欧州のジョージア)から、
10年前に日本へやって来ました。
彼は柔道の欧州チャンピオンとなり、
グレコローマン・レスリングの経験も在り
その腕力には定評がありました。




2006年3月初土俵後、僅か2年で入幕
を果たします。 2009年1月場所に
12勝3敗で敢闘賞、2011年には小結
昇進、。とんとん拍子の2013年5月場所
の5日目、「右膝前十字靭帯断裂」の大怪我
その後、5場所連続休場て西幕下55枚目
迄転落、、、、、。

右膝靭帯の損傷


2014年3月復帰の場所7戦全勝、5月
場所も7戦全勝をし、7月十両へ。
この場所13勝2敗で優勝、9月場所には
15戦全勝優勝をして再入幕を果たす。






そして今年(2018年)初場所14勝1敗
の好成績で初優勝を果たしました。
併せて殊勲賞、技能賞も受賞する。


三賞受賞力士

慣れぬ異国(言葉の壁、仕来り)の地で、
大怪我をし、、、一度は相撲を退めようと
決心する中、周囲の励ましにより見事な
カムバックです。

此の所相撲界では不祥事やゴタゴタ続き、
それでも多くのファンが詰めかけて、、
ここ何年かは、モンゴル人力士の台頭が
著しく、場所の殆どの優勝をさらい、、
やっと日本人力士が優勝、横綱誕生、、
然しながらそれも永くは続かず、若手力士
も育っては居るものの物足らず、、、
そんな中相撲人気を支えて来たのはやはり
モンゴル勢、、彼らの頑張りが無かったら
今日の隆盛はどうだったろう、、、、。

最近「横綱白鵬」の資質がどうのと騒いで
居る様ですが、
ここ数年(イヤもっと長く)相撲界への
彼の貢献度は余り在ると思います。
もし彼が居なかったら、本当に相撲界は
どうなっていた事か、、、。
相撲道云々も結構ですが、先ず自分の弟子
の教育(マナー等)もそれぞれに、、、。
先ずは日本人力士の体たらく(ダラシナサ)
を治し。  お世話になった人を大切に。

※写真はNHKTVサンデイスポーツより、

日の1句

初場所や贔屓力士を替へて居り   ヤギ爺

冬帽子

2018-01-27 15:56:24 | 日記
平成30年1月27日(土)

冬帽子




寒気が居座り続ける日本列島。
早朝、寒さに打ち震え、悴む手を擦りつつ
部屋を暖めて新聞を手にします。
この地方(名古屋)の雪は止みましたが、、、
日本海側から北日本の豪雪地方では、屋根の雪
下ろしする間に間に、又積雪が追い打ちをかけ
懸命に作業される姿を連日ニュースで、、、。




一年で最も厳寒な時節、、、
昨年の冬から、外出の際には必ず冬帽子(毛糸)
を被る様になりました。
一度手にすると、帽子が無いと寒さに耐えられ
ぬ様です。
年々厳しくなる気象条件ばかりか、年の所為も
有るのでしょうか、、、。
周りを見ると、、、、、老いも若きも皆帽子を
被り、帽子の無い人の方が少ない様です。

帽子、マスク、手袋は外出の必需品


戦後間も無く、黒澤明監督の「生きる」という
映画が在りました。




主演の志村喬さんが公園のブランコに座り
「命短し」という歌を口ずさみながら、静に
息絶えて行く、、、何とも切ない映画です。
そんな頃、この主人公の様に男性は皆揃って
中折れ帽を被る事が流行して居ました。
私は幼い頃で、うすら覚えでしかありません。
この頃の映画では殆どのサラリーマンは、
この帽子を被っています。

今の時代、中折れ帽は殆ど見かけませんが、
(時に、紳士で名だたる麻生副総理がお召し)
今は毛糸の耳まで覆う冬帽子が大流行の様?







私も最初は照れ臭く、辺りが気になっていま
したが、今では世間にお構いなく寒さ対策の
必需品です。


今日の1句
デビューしてずつと居座る冬帽子   ヤギ爺

列島凍りつく

2018-01-26 09:46:07 | 日記
平成30年1月26日(金)

積雪に想う、、、

今週初め日本列島を襲った大寒波は、22日(月)
東京都心では23cmの積雪があり早朝から大混乱
のニュースが、、、その後も列島に居座り、豪雪
地帯は基より列島中が冷凍庫の中、、、、、。





24日夕方には名古屋地方にも降雪があり1時間程の
間にアッと言う間に雪が積もり、帰宅の足を混乱に
鉄道も遅れ始め、人も車もノロノロ運転です。
25日朝には東京都心ではー4℃となり、某TV局が
濡れタオルを振り回し凡そ3分、、、タオルが凍り
立ちました。局員の努力に周囲も唖然、、、。
物流が滞り、野菜や他の食良品等も店頭へ届かず、
値段が跳ね上がり、止まりの儘が続く様子。







名古屋でもこの朝ー3.8℃を記録し、路面の凍結
で、車のスリップ事故や歩行者の転倒事故が相次ぎ
都会での雪に対する脆さを思い知らされます。
私も道路等の雪掻きを、、30分もするともう腰が
傷み、つくづく齢を実感。



夜、町内会の常会の日、、公園内にある集会所辺り
が凍結してをり、早速雪掻きを、、、凍り付き、
止む無くハンマーで表面を叩き割って雪掻きを。
高齢者やご婦人が多く転倒防止、、、、
寒さに関わらず欠席者は数名で、30名程が参集
保険委員の方から「インフルエンザが大流行中、
病院での感染が多い。マスクの着用とうがい、
手洗いを、、、」
民生委員さんから「昨日、新聞配達の方から連絡、
独り居のご高齢の宅の新聞が2,3日溜まっている
ので、、」早速、当該町内の会長へ連絡、民生委員
駆け付けると電灯、換気扇は付いているのに応答無
し、警察へ、。やはりその家の方は亡くなっていま
した。このニュース、他人事ではなく、我が町内も
ご高齢、独り居の方が多く早速対応をする事に。
高齢社会、いつ何時何が起きても可笑しくない。
私(ヤギ爺)も自分を戒めて居ります。


今日の1句

年並に雪掻き重くなりにけり    ヤギ爺

蝋梅

2018-01-23 15:29:20 | 日記
平成30年1月23日(火)

蝋梅、唐梅


蝋梅の花


今朝は一段と寒さを感じ、、、未だ明けやらぬ中
トイレへ、、、。
年の所為か、此の所やたらに近くなった様です。

バサリ、と朝刊の音、、、、
早朝の新聞配達の方は、本当に寒い中ご苦労様
です。
亦、寝床に戻り、暫く紙面を広げて一面から見出
しを基にページを繰る。
東京都心では積雪23センチ、関東地方で怪我人
が166人搬送されたとか、、、、。
今朝は一段と冷え込みが厳しく、路面の凍結や
鉄道等の遅れで通勤、通学は大変の様です。
幸いこの地方(名古屋)は昨夜は雨で、今朝は
路面は少し濡れているものの、足を取られる
事もなく、、、、、。
ぼんやりと小一時間、、、窓を開けるも未だ
暗く、時折車のライトが通り過ぎて行きます。

5時30分、やっと目覚め朝食の準備、、、。
此の所、朝食は私(ヤギ爺)が用意。
とはいうものの、ご神前の水と洗米を整え、
コーヒーを沸かし、パンを焼く程度。

6時30分、何時もの様にラジオ体操が始まる。
そんな頃に陽が昇り始め、東の空が明るくなっ
てきます。

朝食を採り朝刊をゆっくり目を通します。

8時過ぎ、散歩に出掛ける。
通勤の人達の速足を尻目に、ゆっくりとマイ・
ペース、、、、。




大通りの一本裏通りを行くと、庭の木戸が
半分ほど開いたお屋敷を覗くと、
蝋梅の薄黄色な半透明の小さい花が咲いて居り
ました。


吟行にて、








以前、吟行に出掛けた今頃には、名古屋城や
白鳥庭園等では蝋梅の馥郁とした香が漂い、
花の少ない園内を楽しませてくれたものです。


今日の1句

早晨の素心蝋梅匂ひけり     ヤギ爺


※早晨 : そうしん、早朝。