乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

大峰山(八経ヶ岳)1914.6m

2016-05-25 | トラベル
5/22 (日)遠征登山二日目も晴天なり!

絶好の登山日和となりました



大峰山とは、山上ヶ岳、稲村岳、大普賢岳、弥山
八経ヶ岳、釈迦ヶ岳、行者還岳などを含む大峰山系の山々の総称

世界遺産の参詣道(熊野古道、大峯奥駈道、高野山町石道)と共に
山頂の大峰山寺(重要文化財)も世界遺産に登録され
深くて険しい山々が連なる1300年の伝統をもつ山岳信仰の霊場

大台ヶ原の宿を早朝 5:00 出発
6:30 行者還トンネル西口登山口へアクセス

行者還トンネル西口→奥駈道出合→聖宝ノ宿跡→弥山小屋→八経ヶ岳→弥山のピストン

小橋を渡ると直ぐに急登が始まる尾根道



可憐なシロヤシオの出迎えに



歓声をあげながら



7:45 奥駈道出合いから弥山へ

左方向は大峰山のメインと呼ばれ
日本三大荒行の一つ「西の覗き」の修行で有名な
今なお女人禁制を守る唯一の霊山「山上ヶ岳 」へのルート



気品あるシロヤシオは愛子様の御印
別名はゴヨウツツジ、マツハダ



快適な白いトンネルの稜線漫歩にルンルン



弁天の森はブナの原生林



弥山や



八経ヶ岳を望むポイント



聖宝ノ宿跡には
平安前期の真言宗の僧で光仁天皇の子孫である
聖宝理源大師像



バイケイソウの群落を急上昇すると



シカさん登場!



9:50 弥山小屋に到着



国見八方覗の広場から山上ケ峰や大普賢岳などを望む



弥山ピークはあとで踏むことにして



先ずは縞枯れ現象の樹林帯を八経ヶ岳に向かう



純白の天女花と呼ばれるオオヤマレンゲは
鹿柵ゲートで保護されている
梅雨の頃ひっそりと咲く花だが
これだけ広い群生地は稀で
華やかに彩られる風景もまもなくであろう

サンカヨウ、ヒメイチゲ、ワチガイソウ、ミヤマカタバミ、オオミネテンナンショウなど
高山植物も見られるエリア



10:35 いよいよ、近畿地方最高峰の「八経ヶ岳」登頂



雄大な展望と



神秘な雰囲気が漂う修験の道が



どこまでも



続いている



弥山の稜線に戻ろう



皇太子殿下は1990 年6月に山上ケ岳~大普賢岳~行者還岳より
八経ケ岳への大峯奥駈道の縦走路で登頂され
天川への下山コースを歩かれたそうである



1895m 弥山山頂には天河弁財天奥宮が鎮座



感謝のお詣りをして



弥山小屋の前でランチ



大峯奥駈道は、修験道(しゅげんどう)の開祖
役の行者によって開かれたと伝えられ

吉野と熊野の聖地を結ぶ約170kmに及ぶ標高1200m~1900mの
急峻な山岳が連なる大峯山脈の尾根を沿うようにして続く
極めて過酷な精神修行の場として

国の史跡「大峯奥駈道」として指定され
ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあると



12:00 下山開始



奥駈出合まで戻り最後の急降下をゆっくりペースで



シロヤシオに包まれながら



14:30 無事下山となる



道の駅に立寄ると修験者の一行に遭遇
この地域ならではの光景に視線を注ぐ





大峰山はわが国で最古の歴史ある山
新緑のベストシーズン
奥ゆかしい山旅を振り返りながら



4月新就航の船上から明石海峡を望み


 
       
帰路につく。。。





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大台ヶ原山 1695m

2016-05-24 | トラベル
5/21(金)山上の高原漫歩

前日夕、小倉駅からシャトルバスで新門司港
名門大洋フェリーに乗船17:00出港、早朝 5:30大阪南港着



ツアーバスに乗車、都会の高速を乗り継いで奈良大和路から大台ヶ原に向かいます
途中、橿原市にある橿原神宮駅でガイドの田中さんと合流するが
到着前の約、20分の空き時間を利用して近くにある「橿原神宮」へダッシュ

表参道から外拝殿へ



古事記・日本書紀にある「神武東征」で有名な初代・神武天皇御祭神
九州は宮崎県の日向から東へと旅立ち
この奈良の橿原で国を作られ
ここから日本という国が始まったと言われる建国の聖地

玉砂利の参道を前方には厳かな雰囲気の内拝殿
参拝に心鎮めるも足早の参詣に未練が残る



吉野川を遡り、源流の村にある道の駅「杉の湯川上」で休憩
ここから、吉野千本桜の吉野山も程近い地域



大台ヶ原ドライブウェイからの雄大な景色を眺めながら
9:30 満車の大台ケ原駐車場へ
明日開催の「大台ヶ原マラソンinかみきた」の
ゴール地点表示が目に止まるが



準備をして東大台周回コースへ



台高山系の大台ケ原は年間降雨量5000ミリという世界有数の降雨量を誇るそうですが
本日はなんとピーカン!!



緩やかに高度を上げるとすぐに
大台ヶ原最高峰の日出ヶ岳山頂
熊野灘を眼下に
志摩半島から富士山まで望めるそうですが
ちょっとぼんやり



展望台からダイナミックな景観をぐるり



山上ヶ岳、行者還山、弥山、八経ヶ岳など
ワイドビューの大峰山脈



木段を上って日出ヶ岳を振り返る



荒涼としたトウヒの倒木と立ち枯れによる



白骨林の特異稀な風景が広がり



なだらかな丘陵は正木が原へと



牛石ケ原には
この山を開いた古川嵩(ふるかわ・かさむ)が
推進して建立した神武天皇像(銅像)が現れた

神武天皇が大和への東征において熊野から大台ケ原を越えたとすれば
天皇こそがこの地の開山者であり、天皇が腰掛けたと伝わる「御輿石(みこしいし)」に
銅像を建設するのがふさわしいとの考えにより

神武像は2メートルを越す長身で、本体重量45トン
金鵄(きんし)と弓が68キロ、太刀83キロ、製造は大阪市の大谷鋳造所
銅像は6分割され、三重県の尾鷲(おわせ)から
30人の労務者の人力で運び上げられたという

ガイドの田中さんの説明があり
古代の神武東征伝承と大台ヶ原の奥深い歴史に思いを馳せながら



眩しい新緑を仰いで昼食



絶景ポイントである大蛇ぐらへ
北側の岩の斜面に取り付くクライマーを発見



狭い岩上を先端へ



標高1579m、スリリングな断崖絶壁の先には大蛇ぐら
足元をのぞくと谷底へドローン?



大峰山脈の大パノラマだが長居は無用の地点



アケボノツツジや



ツクシシャクナゲも彩り



冷ややかな「ヒメシャラ」に抱擁



シオカラ谷吊橋を渡り登り返すと



14:40 スタート地点の大台ヶ原駐車場に到着
ビジターセンターでは奥吉野の大自然を見学



今宵の宿「心・湯治館」へ




団体さんが続々と到着
お風呂に入り、おしゃべりも賑やかに夕食で乾杯!!
静かな深い森の宿から

    
       明日の大峰山へ・・・・・








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