2009.08.01~05
今年の夏山合宿はいつものメンバーで
避難小屋泊で縦走
8月1日(土)
上野発 23:40 鶴岡行き夜行バスに乗る
東京第一ホテル鶴岡 6:25着
8月2日(日)
鶴岡発 7:40 泡滝ダム(大鳥口乗換)9:30着
簡易テントの終点バス停
泡滝ダム~大鳥小屋~以東岳~以東小屋 9:30ー17:20
七ツ滝沢を見ながら吊り橋を渡り、
樹林のジグザグを登って行くが、
蒸し暑く汗だくになってきつい。
音無ヤブ蚊に悩まされますます不快になる。
小雨が降ったり止んだりで大鳥小屋に着く。
大鳥池は意外と広く落ち着くところでいい雰囲気だ。
水門のあたりに蛇の抜け殻が何匹もありびくつく。
以東岳までオツボ峰コースを進む。
急登が終わる頃、眼下に大鳥池も見えてきた。
見え隠れする以東小屋はまだまだ遠い。
天狗小屋分岐、オツボ峰からはヒメサユリの
お花畑にうっとり。
この頃がら夕立みたいに雨が強くなってくる。
大きな岩場を越えるとやっと以東岳に到着。
雨も止み明日歩く朝日岳へ続く長い長いトレイルの
遠望に佇む。
以東小屋着 17:30
今夜の宿泊者は我々だけで貸し切り状態と聞き
疲れも癒える。
水場はかなり下の雪渓の所にあり、
氷水みたいな極上の名水を汲み上げた。
ビールは我々を待つかのごとく、
早々と準備され乾杯のち夕食。
今日は初日のせいかテント装備がないのにかなり疲れた。
外は風雨が強まっている様子である。
明日の空模様が気にかかる。
8月3日(月)6:00 ー15:16
以東小屋~狐穴小屋~竜門小屋~寒江山~竜門山
~西朝日岳~大朝日小屋
ガスがかかっている中、次々に現れる花々に興奮。
ガスが切れて面白い雲形が出来た。
狐穴小屋に着く頃は日差しが出て水場の冷えたビールに
誘惑されそう・・・お分けしますよ~。
ここはぐっと我慢。この先はまだ長いのだ。
小屋の管理人さんかと思っていた方にこの先の情報を聞く。
トイレが超キレイなのには感嘆。
朝日連峰の小屋はどこもそうらしい。
8:45 小屋をあとに天狗小屋分岐三方境あたりで、
狐穴小屋で会った西川山岳会の方に
追いつかれ、同行しながら花のレクチャー。
さすがにこのあたりの主みたいで詳しい。
寒江山を過ぎ、尽きることのない花達に誘われて
竜門小屋まで同行した。
竜門小屋では親切な管理人(やはり西川山岳会)さんに
招かれた。
中に上がって昼食となる。お二人は『引っ張りうどん』を
作って我々にも試食させてくださった。
簡単で山のメニューに最適ということで
レシピをインプット。
楽しい時間はあっという間に過ぎ1時間ものんびりした。
大朝日小屋にはビールが無いという情報に夫は
勇んで2本仕入れる。
好天の兆しを見逃さず、竜門山、西朝日岳、
中岳と順調に通過。
大朝日小屋がやっとが視界に入って来た頃、青空になって
気分も上々で金玉水へ水汲みだ。
夫は雪渓から氷のかけらを取ってビールを冷やす。
今日の大朝日小屋は登山者がかなり多く、
中は異様な熱気と匂いが充満して気持ち悪い。
外に出で今日歩いて来た稜線に思いを巡らし、
先ずは、ビールで乾杯。
小屋の管理人さんの大場さんは有名人。
大正生まれで昔はスキーの国体選手で鉄人だったとか。
さすがに黒光りする顔は威光を放ち若々しい。
夫はすかさず焼酎を無理矢理?勧めてご機嫌をとる。
夕食はレトルト高級ハンバーグ定食。
8月4日(火) 7:00 ー 14:15
大朝日小屋~小朝日岳~島原山~畑葉峰~古寺鉱泉
4:40 頃起きて外に出たらご来光が幻想的。
大朝日岳山頂からは日の出直後の眺望が素晴らしく
雲海も広がり、まさしく登頂者だけに与えられる
至福のときだ。離れがたいのは言うまでもない。
小屋から下ってすぐに銀玉水はあった。
日本一うまい水?だから必ずくむべしということ。
しかし、以東小屋の水には及ばないようだ。
いや、朝日連峰の水はどこも美味しい。
熊越分岐から小朝日岳の登りはきつい。
下りも急で崖あり、ロープあり、鎖ありに慎重になるも
ついに夫は滑ってはっとするし、膝が危うい。
ゆっくりと何とか歩き出しほっとする。
島原山までは緩やかに登って行くがなかなか着かない。
この辺りから湿原になり泥濘で歩きにくく、
長くて嫌になる。
行き交う人も多く足元に注意を呼びかける。
古寺鉱泉まで膝を痛めた夫はペースを落とし慎重に下るが
急な下りも頻繁にありかなり疲れた。
コースタイムも当てにならず到着が大幅に遅れて
タクシーを待たせてしまった。
明日の月山に向けて月山口の姥原まで向かう。
今日の宿泊は「ロッジやつなみ』
着き次第、遅くなったお昼のおそばを食べた。
夫の歩く様子を見た登山客の方が親切に
湿布をくれた。とてもありがたかった。
湿布したり、氷で冷やしたりして何とか
翌日は少しは動けるようになったようだ。
だが、月山には3人で登った。
8月5日(水)7:40ー12:00
姥沢スキー場リフト~牛首~月山山頂~牛首~姥ヶ岳
~リフト~姥沢
8時から運転のリフトに乗って姥ヶ岳休憩所に着くと
ツアー登山客が大勢で準備体操をしていた。
牛首までは緩やかな下りで湿原の雰囲気が気持ちいい。
花も咲いていたが朝日であれだけの花を見てしまったから
ちょっとかな。
月山は修験者の参道になっているので、それなりの身なりを
した人や、手軽に登れることで観光登山客も多く
登って来る。
月山神社の境内からは参拝者のみの領域でお祓いを受け
お参りのあとお土産を買って帰るコースになっている。
何となくこっれて洗脳?
下山コースは姥ヶ岳に廻って月山の展望を堪能した。