みなさんこんばんは。
新年早々、1月3日に谷田部アリーナにて開催されたニューイヤーレースのツーリング17.5TブーストクラスにBD9で参戦してきました。
もちろん、事前練習などなくヤタベでBD9を走らせるのも初めてで、タイヤすら当日にヤタベのショップで販売されているコントロールタイヤを購入して、
初めて使うタイヤでの参戦といつもながらのぶっつけ本番レースとなりました。
ヤタベニューイヤーレースはレース参加費無料かつ、新年早々のレースのため参加者がいつもより若干少ないため、豊富な練習時間が用意されているのがありがたいところです。
しかしながら、朝一の路面状況はBD9初走行のワタシには若干厳しく、全くのちゅりんちゅりん状態となり、タイヤウォーマーもフロントにはとても掛けられない感じでした。
それでもなんとかロールセンターの見直し、キャンバー変更、リバウンド変更および車高微調整、アッパーデッキ取り付けねじの締め込み調整等をこなして徐々にマシンの動きは改善できつつありました。
それより問題はパワーソースで、ESCにヨコモ製PRO4、モーターにヨコモ新型M4、バッテリーも新品のヨコモ6100mAhと速いはずの組み合わせながら、
さすがにヤタベの他のみなさまにはパワーで大きく劣る状況でした。
ワタシのPRO4にはBL-WMというWi-Fi機器を搭載しているので、谷田部の操縦台からブースト設定を細かく変更しながらなんとかパワー差を埋めようと努力しました。
上の画像はiPhoneのアプリで操縦台にいながらデータでモーター回転数や電流電圧を確認できる様子を示しています。
これで、モーターダメージを避けつつブースト量をどんどん追い込んでいって、実際にモーター回転数で効果を確認できるというわけです。
しかし、このような素晴らしいデバイスを使っても、ヤタベの精鋭たちにはどうしてもパワーで見劣りする状況は否めないまま、予選が終了してしまいました。
予選結果は7位/12人とワタシの今回の参戦状況からすれば悪くないのでしょうが、トップとはベストラップ差で1秒くらいの差があり、ほとんどがパワー差に起因している状況でした。
決勝では更にセットをいろいろ変更することで、決勝レースを楽しめる程度にはなったものの、結局はスピード差が大きく決勝も7位/12人で終了となりました。
これが決勝レースでワタシが自己ベストラップを出した際のデータです。これもiPhoneにデータ保存できたのでレース後に検証できるのですが、
ストレートエンドで34000rpmを記録していますね。これを40000rpm近くまで実走行で上げないと他車に追い付けないと考えています。
ここで改めて、PRO4の説明書を見たところ、衝撃の事実に気づきました。
ワタシはヨコモさんのセッティングシートからブースト43°、ターボ15°の設定としたつもりが、
実はThrottle Limitを誤って掛けていたため実際にはブーストとターボ合わせて33°しか掛かっていなかったことについ先ほど気づいた次第です。
要すれば、ワタシ自身のESC設定ミスによるスピード不足だったわけですね。このThrottle Limitを外してから回しで確認したところ、
モーターの回り方が全く変わったのを確認できました。
今更ながらですが、やはり説明書は事前によく読んでから使うのが重要ということですよね。
尚、ヤタベはやはりハイスピードサーキットですから頑丈なBD9といえども壊れます。
でも、上の画像の通り樹脂の足回りのみが破損したものの、カーボン板およびアルミ部品は全くダメージ無いようで安心しました。
因みに、上記破損はいずれも練習中の破損でして、レース中は手堅く走らせたのでノークラッシュ、ノーダメージでしたよ。
というわけで、今日のTIPSはBD9といえども樹脂パーツは予備を準備する必要がありますよということで、いかがでしょうかねえ。