みなさんこんばんは。
7月28日にクレストスピードウェイにて開催された、関東JMRCA
1/12グランプリシリーズ第3戦 (いわゆる関東選手権ですね)に
参戦してきました。
今回は前日の土曜からお泊りで気合いを入れてみたのですが、
まずは切磋琢磨くんを調子の良かったころに戻すべく、カンバラ
メンテも敢行して、タイヤも新品をいつもより多めに準備した次第
です。
タイヤはこれ以外にも土曜に現地で前後3セット追加して、
タイヤ面で準備不足と考えずに済むようにしてみました。
また、今回はフロントφ44.5、リアφ45とかなり大径と
してみました。これで練習時にまず2~3分ほど走行
させて、タイヤ径を追いこんでもう1回練習に使い、
そのあとにタイヤ径をレース用に再調整することに
しました。この方法だと練習時から大径ながら
ちゃんとしたタイヤでセットアップできるのがメリット
ですが、レース時には3回目の中古タイヤとなるので
若干柔らか目になるのがリスクといえます。
レース用に新品タイヤを使いたいところですが、
やはりタイヤ代もばかにならないので、一般ドライバー
としてはこういう工夫が必要かなと。
さて、6月末のヤタベでの練習時にボディブレースを
破損したワタシの切磋琢磨くんは、自作でカーボン板
から切り出したボディブレースを装着して、改めて
セットアップを図るものの、気温35℃で湿度50%の
夏路面はなかなかに手ごわく、ベストタイムは9秒6
しか出ませんでした。
しかし、フロントサスを変更したり、センターショック
やフロントのリバウンド等をいろいろ変更することで
レース時に向けた引き出しを増やすことはできたと
思います。
そして、土曜の前日練習は夕方5時過ぎから1時間
ほどのゲリラ雷雨に見舞われて、気温と湿度も大きく
変わったので路面も変わってしまい、今日はこれまで
と6時には走行終了してお片付けをまったり進めて
7時にはクレストを後にするという早じまいでした。
それはもちろん、”夜のAメイン”と銘打った反省会
ならぬ宴会に備えてのことでもありました。
夜のAメインは今回小規模ながら大いに盛り上がり、
4時間もの長丁場となりましたねえ。
深夜1時前にホテルに戻り、F1予選をちょっとだけみてから
早々に就寝、朝5時半には起床して上の画像にあるタイヤ
貼りに勤しみました。
をホテルでホイルに貼ったのですが、結果的にはこれを
関東選手権に投入して好感触を得た次第です。
ちなみに硬度は”硬”を選定しました。
朝8時開門に合わせてクレスト入りしてからレース開始の11時まで
約3時間の練習時間が確保されていますので、早速に無双組の
タイヤをお試ししてみます。
夏路面かつ朝一の路面はそれほどグリップが高い状態とは言えない
のにも拘らず、出だしからフルグリップ感覚で若干のアンダーながら
9秒4のベストがでました。既に前日の練習タイムを0.2秒も更新です。
都合3パックの練習後にレース前のドラミとなり、ストッククラスが6名、
モディファイクラスが14名で予選はそれぞれ2ヒートと3ヒートが3ラウンド、
決勝はストックAのみ、モディAとBがそれぞれ2ラウンドと関東支部長
から発表されました。
ワタシはモディの1ヒート目にてストックから数えると3ヒート目にて、
早々にレース準備に取り掛かります。
予選1ラウンド目、走り出しはそれなりですが若干アンダーでタイムが
上がりません。また、路面が朝の練習時よりもより厳しく、タイヤのグリップ
ダウンが4分過ぎから発生してどうにもならず、しかもストレートエンドで
突然のスピンが発生しました。マシン回収するとサイドリンクが外れて
おり、修理して復帰するも調子はイマイチで完走したものの40周で終了
しました。
予選1ラウンド後はお昼休みにて若干の時間があるため、マシン復旧して
走行させるもやはりマシンバランスがおかしいです。
チーム切磋琢磨のほりっちょ隊長に相談して、ひとつひとつ問題有無を
確認していくも決定打がなく、ツイックがなぜかずれてしまっています。
メインシャシーが撓んだかと思いつつ再走行してやはりバランスがずれて
いることを確認して、ふとマシンを見るとリアタイヤの左右がなんだか
違う感じがします。よく見ると左タイヤだけグリップ剤塗布したタイヤに
換装しているものの、右タイヤはレース走行時のタイヤがそのままついて
います。早々に右タイヤ換装するとツイックはばっちり。練習走行も問題
なくなりホット一息。あわててカツカツになり、ポカをやってしまった訳
でした。
予選第2ラウンド、今回はフロントタイヤのグリップ剤塗布幅を広げて
見たところ、当然のように曲がりが良くなりレース中のベストタイムは
9秒3が出て、トップ争いができる状況にまで改善しました。
しかし6分過ぎからリアのグリップダウンが発生してしまい、折角のペースが
ガクンと落ちてしまい、なんとか粘って8分完走するも結果は49周8分6秒。
50周の前半タイムは出ていたと思いますが、残念な結果です。
ここで前日練習の引き出しを頼りにしつつ、ほりっちょさんからのご指摘
もあり先ずセンターショックのオイル番手を#450から#300に変更します。
そして、フロントサスのリバウンドが0.2㎜ほどあったのを0にして、リア
グリップ重視のセットに変更しました。フロントタイヤのグリップ剤塗り幅
も予選第1ラウンドと同じに戻しました。
予選第3ラウンド、若干曲がりがスポイルされましたがペース自体は
悪くなく、ベストも9秒4でラップ自体もばらつき少なく刻んでいきます。
レース序盤のミスで12秒のラップがあったものの、レース後半まで
良いペースは維持できて、グリップダウンもなく、今回は燃費も十分
で余裕があります。このままゴールまできちんと走り切り、結果は
49周8分2秒となりました。
序盤のミスがなければ50周でしたが、マシンの動きは久々に良い
感じでワタシとしてはまず満足いく予選となりました。
結果は予想通り11位でいつものBメインでしたが、なんと8位の
方は50周8分9秒台だったので、あと3秒速ければ初のAメイン入り
ができていたかも知れなかったと知ってビックリ。
それほど当日の夏路面は厳しいコンディションだったということを
示しているものと思います。
その証拠と言ってはなんですが、Bメインのポールはかの有名な
北川さんですから、気温35℃で湿度50~60%のクレスト夏路面
はそれほど厳しい条件だったと言えるのではないかと思います。
決勝直前の”本日のピット”画像ですが、今回もボディは懲りずに
パーマ製speed8 HDを装着しております。
予選から決勝まで前後無双組の硬タイヤを使いましたが、前後
3セットで使いまわすも、TC2+によるタイヤ硬度変化もあまりなく、
安定したグリップを示してくれました。
決勝1回目、スタートしてすぐに混乱により吹っ飛ばされて最下位
から追い上げるも、4分過ぎからグリップダウンが始まってしまって
止む無く自主的にリタイヤしました。どうやら無双組のタイヤは
ベストライン上を走る限りはとても安定して高いグリップを発揮
してくれますが、ラインを外して埃を吸ってしまうとレース後半に
グリップダウンが発生してしまいます。たぶん、D系のタイヤより
埃に対するシビアリティが厳しいものと推察します。
それでもこの夏路面でのグリップレベルの高さは十二分に
メリットがあるため決勝2回目にも無双組を迷わず投入しました。
(実は何回か迷ってD系タイヤをレース間の練習時間にお試し
したうえでの判断でしたが…)
決勝2回目、今度はスタート後の混乱を何とか凌いで3位で
1周目をクリアすると、そのままトップ勢についていくことが
できました。ペースもよく、予選3回目と同じくとても安定して
ラップが刻めます。
そうこうするうちにトップ勢がクラッシュして一気にワタシが
トップとなりました。
その後も安定したラップを刻むものの、やはり北川さんが
速いペースでどんどん近づいてきて、5分経過時あたりに
真後ろにつかれました。その後5周ほど頑張ってインを
〆てトップを守ったものの、コーナーで小さなミスをして
止む無くインを明け渡しました。その後、同じく切磋琢磨
を使う友人も後ろから良いペースで来たのでこれは
気持ちよくインを譲り、3位で再びトップに離されないよう
ラップを刻みました。
こちらはライン上をキープして走行できているので
タイヤのグリップダウンは微塵もなく、バッテリーも
余裕があるのが感触から伝わってきます。
そのまま最終ラップとなり、どうやら3位で終了かと思いきや、
最終コーナーで2位の友人がスピン!?
ワタシも友人のマシンをよけるべくフルブレーキでスピン
させましたが、いち早くワタシが復帰してゴールラインを
跨いだため、結果的に2位でゴールとなりました。
最終結果はBメイン3位でワタシの友人が優勝となりました。
結果、予選11位/14人、決勝11位/14人という結果でしたが、
いろいろ勉強になる良い二日間を過ごすことができたと
思います。