みなさん、こんにちは。
答え:5
ポイント:急性腎障害における腎前性対腎性の診断と治療。
病歴と身体所見で診断可能であり、 FE-Na、FE-Urea、TTKGなど尿生化学検査の価値は低い。
解説:
自力排尿が可能な尿側目的の尿道カテーテル留置は勧められない。
このケースは、意識は清明で自力体動可能、尿閉が無く、自力排尿と考えられる。
尿道カテ関連の尿路感染症の頻度は多く、医療関連感染症のトップにランクされている。
尿道カテ留置の適応について、表にまとめた。
表1:尿道カテ留置の適応
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尿閉
術中の尿側(手術内容による)
集中治療(ICU)患者
尿失禁患者における褥瘡の治癒促進
緩和ケアにおける患者のQOL向上
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もし尿道カテを留置した場合においても、必要条件がなくなったときにはただちに抜去できるようにバンドル(あるいはチェックリスト)などを利用して、カテ留置の必要性について毎日検討することが望ましい。
写真:与那原東崎公園
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