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咳の患者でまず尋ねるべきこととは

2020-06-08 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
咳があるときには痰が出るかを尋ねる。
 
 
膿性痰は気管支炎または肺炎を示唆する。
 
 
鉄さび色では肺炎球菌性肺炎、オレンジジェリー色であればレジオネラ肺炎、イチゴゼリー色であればクレブジエラ肺炎を考える。
 
 
嫌気臭のある痰では、肺膿瘍や膿胸を考える。
 
 
 
痰の出ない咳(空咳)、咽頭痛、鼻水は風邪(ウイルス性上気道炎)の3大症状である。
 
 
細菌感染症と異なり、ウイルスは同時多発的に複数部位(鼻腔、咽頭、喉頭・気管)の炎症をきたすからである。
 
 
 
糖尿病患者が急性合併症をきたしたときには、糖尿病性ケトアシドーシスなどの急性高血糖性合併症の有無に注意する。
 
 
この場合、クスマウル呼吸(深い呼吸)の有無に注意する。
 
 
 
 
写真 医師による新型コロナPCR検査適応の判断(7万人以上の賛同者のみなさんのおかげで認められました)

 

 

 

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