解答:敗血症
敗血症の定義は「感染症による全身性炎症反応症候群」である。
全身性炎症反応症候群(systemic inflammator y response syn-drome;SIRS)による敗血症の定義は、バイタルサインの異常のうち2つの項目を満たせばよい。
①体温>38℃または<36℃
②脈拍数>90/分
③呼吸数>20/分
④ 白血球数>12,000/mm3または<4,000/mm3
または幼若白血球>10%
から2つである。
この症例では、脈拍と呼吸数の項目を満たしており、全身性炎症反応症候群である。
病歴で倦怠感と食欲不振以外に咳と痰があり、肺炎が最も疑われる。
SpO294%(室内気)は正常範囲内のような印象があるが、SpO2<95%(室内気)は低酸素があると考えた方がよい。
体温は36℃台なので一見して平熱のように見えるが、この年齢では発熱があると考えた方がよい。
年齢別の発熱の基準を表1に示す。
よく老人性の無熱性肺炎という表現を聞くが、実際には患者本人のベースラインの体温から上昇していることが多い。
無熱性の肺炎は実際にはまれなのである。
例えば日野原重明先生は普段35.4℃であり、36.8℃でも「発熱あり」となる。
写真:沖縄本島北部、名護市の海岸です。
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