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頭蓋の持続性雑音

2025-03-12 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 

収縮期にアクセントのある持続性雑音は、内頸動脈海綿静脈洞瘻、硬膜動静脈瘻、頭蓋内の血管腫様奇形、血管の多い脳腫瘍で聴取されることがある。
 
 
この雑音は良性の静脈コマ音である場合もあり、両側の頸静脈圧迫にて拡張期雑音の消失と雑音の減弱を認める。
 
 
高拍出状態が除外されるならば、眼窩や頸部の持続性雑音は病的意義を持つことが多い。
 

頭蓋内雑音の発生機序は、絶対的または相対的な動脈狭窄により、血流速度の増加や乱流が生じるためと考えられている。

 

良性腫瘍や水頭症により血管に圧迫やねじれが生じることや、動静脈奇形や血管の豊富な腫瘍により血流速度が増加することも、雑音の原因となる。

 

頭蓋音は高感度マイクを外耳道に置くことで増幅され記録できる。

 

これはフォノセファログラフィと呼ばれ、脳表近くの血管腫による拍動性雑音を診断するために使用されていた。

 

画像技術の進歩によりこの手法への関心は薄れていった。

 

 

写真:沖縄本島南部、南城市の風景です。

 

 

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