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むくみ(浮腫)はどうして起こるのですか?

2015-07-09 | 養生訓

今回も「賢く選ぶ百歳長寿の養生訓」からお送りします

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「むくみ」は医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれています。浮腫は患者さんにとって気がかりなだけでなく、いろいろな原因でおこり、重要な病気が原因となっていることがありますので。原因を特定することが重要です。

一般に、片側性(一側性)の浮腫では、局所の原因をまず考えます。一方で、両側性では、全身性の原因をまず考えます。静脈血栓症は肺塞栓をきたすことがありますので、片側性では早期受診をお勧めします。

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局所の原因:静脈血栓症、リンパ管障害、骨盤内腫瘍

全身の原因:低アルブミン血症、心不全、甲状腺機能低下、薬剤性

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原因で以外に多いのが「薬剤性」です。くすりの副作用でも浮腫がきます。

むくみをきたすことがある薬を下記にお示しします。下記のリストに挙がっている薬を飲んでいる人で浮腫があるときは、かかりつけ医に相談しましょう。

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 血圧を下げる薬のうち、カルシウム拮抗薬

 ステロイド剤

 非ステロイド性消炎鎮痛剤

 糖尿病の治療薬のうち、ピオグリタゾン(商品名:アクトス)など

 漢方薬のうち、甘草(偽性アルドステロン症)

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では、「賢く選ぶ百歳長寿の養生訓」から、「むくみ」に気づいたときの養生訓 三ヶ条をお示しします。

第1条:「むくみ」に気づいたら診察を受ける

    むくみと一口に言っても、いろいろな原因があり、重大な病気から起きている場合があります。ですから、「むくんでいる気がする」のではなく、「これはむくみだ」と自分でわかったときには、積極的に診察を受ける必要があります。 

第2条:とくに片脚がむくんだら急いで受診する

    特に片脚がむくんだというときは、急いで治療が必要な病気が考えられますから、すぐに病院で調べることをお勧めします。

第3条:両脚のむくみでも、気づいたら主治医に相談する。

今回は以上です、話変わって、台風9号が沖縄地方に接近中ですね、この台風かなり強くて大きいので被害が大きくならないか心配ですね、暴風雨圏内に入ると日常生活が送れなくなります、特に停電は何もできなくなりますから、停電だけは避けたいですね、では次回に。

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ドクター徳田安春の養生訓―元気な100歳をめざせ
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