期 日:平成27年11月28日(土)~29日(日) 1泊2日
場 所:オーシャンビュー大洗(茨城県東茨城郡大洗町東光台8234-1)
対 象:医師・医学生
定 員:100名
受講料:医師、医学生ともに、8,000円
さまざまな症状から臨床推論を行い、医師としての基本的な知識と技術の向上を主としながら、患者さんの病歴と身体所見などを考慮した診断と、患者さんの意向や生活の質も視野に据えた治療判断の重要性について考えます。
グループワーク(グループごとの議論・発表)形式を取り入れて、病歴と身体診察からの鑑別診断、検査の選択/全ての臨床情報を踏まえた最終診断/QOLや患者さんの意向を考慮した治療法の選択/その後の経過とまとめ、などを議論します。
開講講座 徳田安春
「こんなときフィジカル~スペシャルフィジカル診断ショー~」
患者層の高齢化によりフィジカル診断の重要性が増してきています。認知症で病歴が十分に取れないとき。在宅医療の場面で検査ができないとき。こんなときには、やはりフィジカルです。スペシャルフィジカル診断ショーを体験学習します。
8番勝負 その1
東京医科大学茨城医療センター内科(総合診療)卒後臨床研修センター
柳生久永氏
「患者さんの言葉に耳を傾けることから始まる臨床推論」
患者さんや家族の言葉に先入観をもたず耳を傾け、得られた情報の重要性を判断することが重要です。一方、比較的コモンな疾患や病態が、必ずしも教科書的な主訴で受診するとは限りません。今回、実際に経験した症例を通して情報収集の大切さを学んでみたいと思います。
8番勝負 その2
筑波メディカルセンター病院小児科
石踊巧氏
「小児の診察、assessment」
自ら訴えることのできない小児の診察では、病歴、身体所見を総合的に検討する能力が
求められます。症例から全人的診察と影に隠れやすい徴候への気付きの重要性について学びます。
8番勝負 その3
筑波大学附属病院 心臓血管外科
徳永千穂氏
「心臓外科領域の救急疾患」
心臓血管外科疾患の初期診断から治療までのプロセスの学習。
8番勝負 その4
独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター 循環器科・救急部
山田理仁氏
「貴院かかりつけ80 代女性、強い呼吸困難で体動不能です。収容お願いできますか?」
あなたは今晩、某病院で当直中です。当院には人工呼吸器もエコー機器もありますし、循環器や呼吸器のベテランスタッフへの相談も可能な状況です。高齢化が進み老老介護状態の家庭が増え、症状がひどくなってからの救急車要請が増加しています。「搬送してください。ところで…」(あなたの活躍の一助となりますよう)
8番勝負 その5
茨城県立こころの医療センター第四医療局
白鳥裕貴氏
「かき氷器で父の頭を殴りつけた30 代女性」
精神科病院の症例は、総合診療とは少しだけ離れるかもしれません。しかし、「聞きにくいことを聞く」技術は、先生方のお役に立てると思います。
8番勝負 その6
筑波大学附属病院 総合診療グループ
中澤一弘氏
「悪寒、頭痛、嚥下時痛を訴える61 歳男性」
突然の悪寒後に頭痛と嚥下時痛が出現し、開口障害がみられた患者さんの、その要因とは…。単なる風邪と危険な疾患とを見分ける重要性に気付かされる症例。
8番勝負 その7
県北医療センター高萩協同病院 産婦人科
岡崎有香氏
「女性の腹痛を診たら・・・」
山ほどある腹痛を来す疾患の中で、比較的除外しやすいが見逃すと生死に関わるのが婦人科疾患ではないかと思っています。診療の流れを一緒に考えましょう。
8番勝負 その8
水戸済生会総合病院 整形外科
須藤洋輔氏
「整形外科の初期臨床におけるポイント」
骨折や脊髄損傷などの整形外科的疾患を救急外来でファーストタッチした際に見逃しては
ならない所見、取らなければならない身体所見、撮るべき画像を一緒に考えていきましょう。
特別講義
Cornell University 元病院長・スポーツ医学の世界的権威
Mr. Richard Birrer 先生
「Agricultural Medicine」 (農村医学)
農業に関連する外傷、薬物中毒、整形外科的疾患、生活習慣病などについて、さまざまな症例を基に学習します。
申込はこちらです↓
http://jimukyoku.co.jp/ibaraki-tokkun/#s3
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