糖尿病の疑いがあるといわれたとき、一体どうしたらよいのでしょうか?
糖尿病専門医への受診が必要なのでしょうか?
糖尿病は国民病と呼ばれるくらい多い病気です。
糖尿病と診断されたら、様々な治療薬に加えて食事療法や運動療法を行い、心臓血管・眼・腎臓・神経・筋骨格系などの全身の合併症を防ぐことが重要です。
まさに、全身を「診る」総合的なケアが求められますので、総合系医師の得意分野といっても良いでしょう。
最近、糖尿病治療において、従来は副作用の観点から避けられてきたビグアナイド剤の重要性が再評価されつつあります。
用量と用法に気をつければ、副作用はほとんどないのに加え、今までよく使われてきたスルホニルウレア剤と比べて心筋梗塞や脳卒中を予防する効果が大きいことがはっきりしてきたからです。
しかも、体重を増やさないという大きな利点もあります。
また、ごく最近では、DPP4阻害剤やSGLT2阻害剤などの新薬が出てきていますが、その使用には担当医とよく相談をすべきです。
チアゾリジンディオン系という新薬が以前出てきましたが、最近になって副作用のリスクが報告されるようになり、その使用の推奨程度は低下しています。
新薬にはすぐに飛びつくのではなく、ある程度の使用経験年数を経て安全性が確立してからの使用をお勧めします。
くすりもりすく、という言葉もありますね。
総合系医師はこうした最新の医学研究にも常に配慮しながら治療を提供しておりますので、不安を抱くことなく受診をお勧めします。
今回は以上です、日本のプロ野球では来期の監督が決まりました、巨人ではいきなり現役引退で監督に就任する高橋ヨシノブ(40)、まだまだ現役でやれそうですけどね、阪神は金本氏ですがそれでも四十代です、セ・リーグはなんとすべて四十代です、みんな年下です、では次回に。
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こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ |
徳田安春 | |
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