かぜをひいてなかなか咳が引かない。
かぜがこじれたのではないかと心配になって病院を受診する。
こういうこと、あったのではないでしょうか?
かぜのあとの咳は思っている以上に長引くことが多く、1~2週間続くことは、実際にはよくあることです。
熱がない、痰が多過ぎない場合、胸のレントゲンに異常がない場合などでは、3週間程度まで様子を見ることもよくあります。
では咳が1ヶ月以上も続く場合には本当に様子を見ておいてよいのでしょうか?
医学的には8週間以上続く咳を「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼びますが、様々な原因によって引き起こされます。
主なものとしては咳喘息、胃食道逆流症、上気道咳症候群、薬の副作用(特に高血圧の薬の一部など)があります。
その他にも、肺の病気(肺線維症、慢性閉塞性肺疾患:COPD、肺がんなど)や心臓の病気(心不全)、肺に合併症を持つ膠原病、腎臓の病気(尿毒症)などで咳が出現することもあるのです。
長引く咳が気になり、改善がなければ、総合系の診療科を受診してみてもよいかと思います。
今回は以上です、イギリスはグラスゴーで行われている、世界体操はなんと男子団体で1978年のストラスブール大会以来、37年ぶりに6度目の金メダルをとりました、日本体操復活です、更に、個人総合では内村選手が全人未踏の6連覇を成し遂げました、アッパレですね、では次回に。
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