前回に引き続き沖縄県の戦前世代についてです。
ある調査によると沖縄県の特に長寿者は調和性のスコアは高く、神経症のスコアは低いパターンをしめしていたそうです、ここでの調和性とは、親切、やさしい、思いやりのある、素直、などです。 沖縄県の長寿者のおおらかで明るい性格は、亜熱帯で海洋性の気候特性も関係した南国的な性格特徴といわれています。
沖縄県の伝統的な精神世界は世界でも有名です。 独特の自然観と儒教を土台にした、他人を尊敬信頼し、自然を大切にすることが重要視されています。
祖先崇拝と呼ばれる伝統的な宗教観では、みずからの祖先を敬い、仏様として崇めるという、高齢の家族をとても大切にする精神世界のいわば原点となっています。
若者と高齢者の距離がとても近かったということですね。
今回はこのへんで、沖縄ではお年寄りに挨拶するときは必ずチャーガンジューですね、と言います、いつもお元気そうですね、ということです。