今回は本の紹介です。
熊本日赤病院総合内科・加島雅之先生の「漢方薬の考え方,使い方」です。
編集長と加島先生は沖縄時代にともに医療活動をした仲間です。
漢方薬をプロとしてここまで使用できる総合内科医はまず他にいないと思います。
加島先生から個人的にメッセージをいただきましたので、
ご本人の承諾を得たのでお示しします。
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段階的に基礎概念を示しながら、全体を理解できるための体系の骨子を示しつつ、
ニュアンスで語られる部分も明文化を試みて、漢方医学を体系を知りながら臨床応用
することができることを目指して書いてみました。また、漢方の本を読むと書いてい
る人によって書いてある内容が異なり、用語や概念も曖昧で異なっているという初学
者がぶつかる壁である、近代の日本漢方の問題も理解できるように説明を試みてみま
した。
とはいえ、臨床にまずは応用してみたいという方は、後半の臨床例の部分をみて頂
き、症状・症候のみを頼りにしても一定の臨床効果をえることができる(これは日本
漢方の成果ですが)ようにもなっていますので、まずはそこから試して頂き、その
後、そこで分析されている病態の理解を知るために前半の章をみて頂くこともできる
ような書き方をしてみました。
加島雅之
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