みなさん、こんにちは。
今回から心音シリーズです。
まずはI音ですね。
房室弁閉鎖に関連した音。
通常は僧帽弁閉鎖成分(M1)と三尖弁閉鎖成分(T1)、大動脈弁開放成分(A1)にわかれる。
低位胸骨左縁や心尖部で最も大きな比較的低調の音である。
増強: 僧帽弁狭窄症、高拍出状態(頻拍、甲状腺機能亢進症、交感神経過緊張状態など)、僧帽弁逸脱症。
減弱: 左心機能低下、I度房室ブロック、僧帽弁閉鎖不全症。
増強: 僧帽弁狭窄症、高拍出状態(頻拍、甲状腺機能亢進症、交感神経過緊張状態など)、僧帽弁逸脱症。
減弱: 左心機能低下、I度房室ブロック、僧帽弁閉鎖不全症。
Ⅰ音の強さが心拍ごとに変化する場合―完全房室ブロック(収縮期が始まるときの僧帽弁の開閉状態がPQ間隔により異なるため。PQ時間が正常より短めの100msec程度のとき、心室収縮開始時の僧帽弁前尖と後尖の距離が開いており、最もⅠ音は強くなる―キヤノン音)。
その他、心房細動、交互脈のとき。
Ⅰ音分裂とⅣ音の鑑別:Ⅰ音の分裂(M1+T1またはM1+A1)と、Ⅳ音+Ⅰ音、の鑑別。
Ⅳ音は低調なのでベル側で聴かれるが膜側では聴かれないことを利用して鑑別する。
写真 浦添市からみえた夕方の景色
マクギーのフィジカル診断学 原著第4版 | |
診断と治療社 |
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。