皆さん、こんにちは。
今回はリンパ節が腫れる病気の中で代表的なものについてみてみましょう。
良性疾患での代表選手は菊池病です。
悪性疾患ではリンパ腫です。
それではみてみましょう。
菊池病
菊池病、すなわ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回はリンパ節が腫れたときの原因について考えてみましょう。
四肢や皮膚に感染病巣があり、それに伴って腋窩や鼡径にリンパ節腫脹をきたしてきた場合は反応性リンパ節炎を考えましょう。
リンパ節の炎症が強く、膿瘍形成もある場合には化膿性リンパ節炎となります。
炎症反応(圧痛,発赤)に乏しい、硬 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は、触診で触れることのできる末梢血管のうち、心臓に最も近い頸動脈についてです。
頸動脈血管雑音無症状の患者における頸動脈血管雑音:
高齢になるほどきこえる頻度は増える。
将来の脳血管疾患や心疾患のリスク増大と関連している。
内頸動脈領域の梗塞症状のある患者における . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
前回の続きです。
波形について整理しましょう。
頸静脈波形:
a波増高は三尖弁狭窄症
間欠的巨大a波(キャノンa 波)は房室ブロック
v波増高は心房中隔欠損症と三尖弁閉鎖不全症、
急峻なy谷(dip)と拡張早期プラトー . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は頸静脈のフィジカルです。
大切な所見ですので、マスターしておきたいものです。
頸動脈波は波の立ち上がりが速く、波の高さは体位により変化しません。
頸静脈波は波の落ち込みが速く、高さは体位により変化します。
頸静脈波はその高さと波形を記載します。
セミファ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は甲状腺の診察です。
■視 診
正面から視診: 頚部を伸展させ観察する。甲状腺がみえなければ甲状腺は通常大きく無い。
側面から視診: 甲状腺の隆起を計測する。2mm以上なら甲状腺腫を考慮。
■触 診
正面、後方、片手、両手など複数のアプローチがある。
各自慣れた方法 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は髄膜刺激徴候とリンパ節腫大についてみてみましょう。
髄膜炎の疑いで、項部硬直が無いときは、ぜひケルニッヒ徴候を診るとよいでしょう。
股関節と膝関節を90度に屈曲させた位置から膝関節を45度他動的に伸展させるときの抵抗があれば陽性。
ジョルトは無菌性髄膜炎の除外のためにできた検査なの . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる感染症。
発熱、倦怠感、咽頭痛などに引き続く、急性に発生する唾液腺の腫脹、疼痛を特徴とします。
耳下腺に好発しますが、舌下腺、顎下腺にも発生します。
時に両側性また複数の唾液腺に次々と発生することがあります。
潜伏期間は12~25日(平均18日)。
飛沫また . . . 本文を読む