ZUYAさんは 『 mixi 』 を始めいわゆる“SNS”と言うものが苦手です
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例外的に今利用しているのは 『 Facebook 』 。これはカナダやアメリカの友人達と連絡を取る上で便利だから始めたわけだ。英語も使わざるを得ないしね。実際に2年前の大震災の時は直ぐに多くの友人達がZUYAさんの安否の確認を取れて重宝したようだ。彼らにとって西日本も東日本も“秋刀魚の頭と尻尾”ぐらいの違いしかないですからね、日本の国土の大きさなんて
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先日周りからの度重なる要求もあり 『 Line 』 なるものに加入したのだが、どうも自分の“リズム”が乱れてしまう。無料通話機能(電話とチャット)と言うものがあるので経済的にはありがたいが、それに“付随するもの”に自分のペースが侵食されてしまうのだ
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そんな時に“村上春樹の新作”がメディア等で話題になり、それは久々にZUYAさんに 『 読書 』 と言うものに意欲を見出させることとなった
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かといってタイムリーに売れているもの、巷を賑わせているものに直ぐに食いつくZUYAさんではない。数年前に彼が出した大作 『 1Q84 』 をまだ読んでいないことに気付く(これはこれで当時世間を結構騒がせたのだが...)。ハローワークに足しげに通う必要もなくなったので時間もたっぷりある。音楽(黒人音楽)と同様にZUYAさんの生き方を定める上で大きな役割を果たしてきた(きている)村上春樹の世界に久々に浸ってみるのも悪くはないのかもしれない
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ZUYAさんが初めて 『 村上春樹 』 と言う名を耳にしたのは、まだ校則で“丸刈り”をさせられていた中学生時代の朝礼の時だ。その当時の校長は(世の中の多くの校長がそうであるように)とにかく長話が好きだった
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とにかく話が長かった。誇張しているのではなく朝からのその校長の長話に貧血持ちの女生徒とがバタバタと倒れていく光景が今でも頭に焼き付いている。正直朝礼に関して覚えていることはそれぐらい(笑)。その校長はその“ツケ”がまわったのか、ご自身が天に召されたと風の便りで聞いたような...
村上春樹が代表作 『 ノルウェーの森 』 を発表した時だから1987年だ。自分が14歳の頃の話なんて...思い出すだけでも気恥ずかしくなる
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その校長が“ベストセラーになってる小説で、内容はちょっとセクシャルな部分も多いが~”なんて話をしたわけだ。でもその時は早く話し終われよとしか感じなかった(笑)。それから数年後ZUYAさんが予備校生だった時にふと読んでみようかと言う気になったわけだ
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きっかけは何だったっけ?
そうか!
ビートルズに凄く傾倒していた時だったので、タイトルに惹かれたのだろう。それ以来、村上春樹の数々の小説はZUYAさんにとってある意味“聖書(バイブル)”となるわけだ
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でも正直、村上春樹の作品を人に勧める気にはあまりなれない。世の中には人それぞれに見合った(読者にとって有益な)書物はいくらでも存在する。正直彼の世界はある意味特殊過ぎるし、精神的に参っている時なんかに読むと元気にさせてくれるどころか余計に沈み込んでしまうかもしれない。作品の中において声を上げて高らかに笑うような要素はほとんど皆無だし、だいたい彼の小説に登場する主人公のユーモアですら“一般的”ではないのだから
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ではZUYAさんにとって“村上春樹の世界の魅力”とは何かと言うと
『 “自分の意思(又は意志)をいかに客観的に捉えて社会に適応させて行くべきか”のヒントをくれる 』
と言ったところではなかろうかと
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我々の住む世の中には
“多数派が作り上げた歪んだ世界”
“少数派が作り出す真っ直ぐな世界”
“多数派が作り上げる一般常識なるもの”
“少数派が作り出す正しくも辛い世界”
などなど...いろいろな概念が存在しますよね。その中でどうやって自分の“立ち位置(ポジション)”を見つけていくか。それを彼は小説の中で現実的な話と非現実的な話を絡めて読者に考えさせていく。そんな風にZUYAさんは思うわけです
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そんなわけで 『 1Q84 』 を文庫本で全6冊をヤフオクで手に入れ、体調がすぐれないこの連休前半にそれを読破することに費やすことを思っているわけです
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その感想はまた近々にでも~
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さて巷はGWだ。昨日ふと去年の今頃は何をしていたのかと考えた。一生懸命思い出すも日記を書いているわけではないし...いやいや“ブログを見直せば良いんだ!”と思いつき、昔のブログを遡ってみた
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残念ながら期待したほど素晴らしい日々ではなかった(笑)。初めて正社員となり“大型連休であろうと働かずして毎月定額の収入をいただける”と言うことを初体験し喜んでいた安上がりなGWだったようで
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今日は朝から同居人は仕事に出かけたので、ZUYAさんは片っ端からアルバムをかけながら読書に勤しんでいるわけだ(どういう訳か咳が止まらなくて...)
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ビリー・ジョエルの 『 Pianoman 』 から始まり 『 52nd Street 』 、 『 The Soul Of Ike & Tina 』 、 『 The Rolling Stones, Now! 』 、 『 A Nod Is As Good As A Wink... 』 と続き...
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そして午後に入り聴きだしたのは、ブルース・クリエイションのライブアルバム 『 創世記 』 だ
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大昔からある音源なのだが何度となく版権がゴタゴタしながらも再発・廃盤を繰り返し、最終的に2005年に再発された物をZUYAさんは手に入れた。以前は 『 白熱のブルース・クリエイション 』 と言うタイトルで発売されていた
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言うまでもなくZUYAさんの人生において大きな転機となったカナダ時代に出逢った我が師の歌が聴ける数少ないアルバムだ(お前を“弟子”にした覚えはないとよく言われたが...)。数年前に日比谷野音で最後に生で観たブルースクリエイション再結成の時の迫力と比べることは難しいが、改めて師への音楽に対する想いに畏敬の念を強く感じさせられる
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