
大きなアクビですな
先週末、10年ほど前にZUYAさんが初めての函館への旅で利用した思い出の夜行列車が無くなってしまいました。旅好きのZUYAさんにとって哀愁漂う夜行列車の旅は格別でありました

※ 余談だがその旅の写真が一切合切行方不明なのはなぜなんだろう...

最近この手のニュースが報道される度に理解に苦しむのが、“廃止が決まる度に大騒ぎする輩”の登場...

廃止になるパターンは多くのは、
『 利用者が少ない → (会社は)新型車両にする等お金を注ぎ込む気にならない → さようなら 』
なわけですよね。その時が来ると急に“廃止は寂しい”とか“無くなって欲しくない”とか言い出すのなら、なぜ普段から利用しないのですかね(もちろん全員がそうではないだろうが...)

多くの人は時間・費用を優先にし、高速バスの方が安いとか海外旅行の方が国内旅行より安くつくとかで疎遠になっているが実情。それでいて毎回今回のように廃止が決まるやいなや慌てふためき、さらには妙な輩がオークションで切符の値段を釣り上げる...

もっと人々が“本質的に物事を考えて利用(所有)する”ようにしない限り、こういった矛盾(と言えば大袈裟に聞こえるかもしれないが...)は生まれ続けると思います。でも、これこそが人間の欲を利用した“資本主義社会の生み出す副作用”なわけです

2012年にリオで行われた環境問題を考える会議の場で、“世界一貧乏な大統領”と言われるウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が非常に意義のあるスピーチをしました。この大統領の下で翌2013年には大麻合法化など画期的な国策を行っていますよね。以下にリオ会議でのスピーチをわかりやすく書きますと、
『 暮らしを良くしよう良くしようと先進国の方々は率先されているが、“あなた方の基準”に照らしあわせて仮にインド国民がドイツ人並に一家に一台車を持ったら、地球の大気はどうなってしまうのだろうか。もっと本質的に“幸せになることの定義”を改めなければ人々はおかしなことになってしまうのだ 』
このスピーチはまさに欲にまみれた資本主義的な考えに釘を指したわけです。まぁ欧米を中心とした先進国側から見ればば“ば~か”と思うかもしれないませんがね。高度経済成長期の日本や現在の隣国の大気汚染の問題などを鑑みれば一目瞭然ですね。しかもそれらは国民性まで変えてしまう...

でも結局は人間一人一人が“豊かになるとこと”とは何なのかを真剣に考えれば、この大統領の言うとおり事態は打開されると思います。ZUYAさんは東京でオリンピックがもう一度必要なんて思わないし、これが被災地の復興につながるとも全く思えませんが...朝から話題が濃くなってしまいましたのでこの辺りでストップ(苦笑)。
隣の芝は青く見えても気取られずに自分なりの幸福を求めましょう

そろそろ 『 ZUYA教 』 を起こそうかな




![]() | Boz Scaggs & Band |
クリエーター情報なし | |
Friday Music |
昨日はダイエットのため久々に嫁と散歩に出かけまして、駒込から荒川区を縦断し台東区三ノ輪へ。散歩にはもってこいな小春日和でしたが、さすがに帰りは都電に乗って帰ってきましたけどね。家に着くと玄関に国際郵便が届いておりました。そうです...またCDを買ったのが現行犯ばれてしまい、懇々と皮肉を言われてしまいました

さて、この 『 Boz Scaggs & Band 』 は前作に続きグリン・ジョーンズがプロデュースした1971年作。そうです。同時期にフェイセズもプロデュースしていたからには聴きたくなりますよね~

録音はロンドンとサンフランシスコと最近のZUYAさんの中ではブームになっている聖地の組み合わせ。ブルースありカントリーありファンキーありと実に内容の濃い出来ばえ。この後にやってくる彼の路線を予感させる傑作の1枚ではないかと
