キャッチコピーのセンス 横浜ららぽーと・ハンズ「お前のモノは…」
前号の続編。遊び感覚の扇子。「お前のモノは、俺のモノ、俺のモノは、俺のモノ」…とある。
亭主関白にあこがれる男の(悲しい郷愁)を誘うか!?…どうかな?という疑問符が付きそうだが、それはネガティブな発想というモノ。ポジティブに言えば、今はホームランよりヒットの積み重ねの時代。失敗を恐れず、やってみる事。遊び心のセンスを応援したい(買う気は起きませんでしたが…)。
前号の続編。遊び感覚の扇子。「お前のモノは、俺のモノ、俺のモノは、俺のモノ」…とある。
亭主関白にあこがれる男の(悲しい郷愁)を誘うか!?…どうかな?という疑問符が付きそうだが、それはネガティブな発想というモノ。ポジティブに言えば、今はホームランよりヒットの積み重ねの時代。失敗を恐れず、やってみる事。遊び心のセンスを応援したい(買う気は起きませんでしたが…)。
キャッチコピーのセンス 横浜ららぽーと・ハンズ「只今、禁煙中」
「姫の虎退治」を取り上げて、キャッチコピーは、ユーモア・ウィットが効き目があるのでは…と言った事がある。多分、駄洒落的センスは若い従業員に向いている? 今、夏真っ盛り、この扇子は横浜ららぽーとのハンズで見かけたもの。売り場から発想したものなら、アイデアを出したスタッフにはやる気が出るというものだろう。
ヴィレッジバンガードという、本と雑貨の不思議な品揃えで成長しているショップがあるが、ここは売り場の従業員が好きに本の紹介コピーを手書きする。売れるコツというから、POPのキャッチコピーは知恵の出しどころだ。本は装丁や帯が売れ行きに大いに影響するという。帯もキャッチコピーのセンスに通ずるものだ。
「姫の虎退治」を取り上げて、キャッチコピーは、ユーモア・ウィットが効き目があるのでは…と言った事がある。多分、駄洒落的センスは若い従業員に向いている? 今、夏真っ盛り、この扇子は横浜ららぽーとのハンズで見かけたもの。売り場から発想したものなら、アイデアを出したスタッフにはやる気が出るというものだろう。
ヴィレッジバンガードという、本と雑貨の不思議な品揃えで成長しているショップがあるが、ここは売り場の従業員が好きに本の紹介コピーを手書きする。売れるコツというから、POPのキャッチコピーは知恵の出しどころだ。本は装丁や帯が売れ行きに大いに影響するという。帯もキャッチコピーのセンスに通ずるものだ。
横浜ららぽーとは、イトーヨーカ堂&大丸デパ地下のキーで強力布陣!?
東京ミッドタウンで話題になった三井不動産。郊外と都心の間の準都心、中間立地でも、TOKYO BAY船橋ららぽーとで蓄積したノウハウを「ららぽーと」として積極出店する戦略が目立っている。豊洲、柏の葉、川崎、横浜と相次いでオープン(*川崎は、ラゾーナという名前を使っているが、実態はららぽーとと同じ開発手法)。
中でも、最大級が横浜。店舗数も200を越す多さと核になる店にイトーヨーカ堂と大丸百貨店のデパ地下を導入したのが、強力布陣として目に付く。百貨店は苦戦続きで、再編、統合の話題が絶えないが、女性、主婦に人気のデパ地下を郊外に出店するという手法を成長戦略の一環として踏み切ったものらしい。同時期に、ツクバエキスプレス沿線のおおたかの森SCに高島屋デパ地下出店の挑戦も注目された。先行する「伊勢丹クイーンズ」もあるが、現実には、百貨店のデパ地下出店は苦戦と伝えられている。しかし、この横浜は何とか黒字とか。ここは、東名、第三京浜から近く、車商圏を大きく見込んでいる。駐車場4.200台(平日無料)が、それを裏付けている。
TOKYO BAY船橋では、広域商圏のリージョナル型を指向、ダイエー、そごうの2核型ショッピングセンターを作ったが、2つの核がいずれも倒産撤退、後を東急ハンズ、赤ちゃん本舗、無印良品など中型専門店で核機能を持たせる手法を取ってきたが、横浜では、最強の量販店イトーヨーカ堂とデパ地下を集客の核に据えることになった。開発側と出店側の思惑が合致した格好だ。ショッピングセンターのスタイルも商業の成熟化と日本的要素で変革を遂げていく新展開の時代を迎えたと捉えることも出来そうだ。
東京ミッドタウンで話題になった三井不動産。郊外と都心の間の準都心、中間立地でも、TOKYO BAY船橋ららぽーとで蓄積したノウハウを「ららぽーと」として積極出店する戦略が目立っている。豊洲、柏の葉、川崎、横浜と相次いでオープン(*川崎は、ラゾーナという名前を使っているが、実態はららぽーとと同じ開発手法)。
中でも、最大級が横浜。店舗数も200を越す多さと核になる店にイトーヨーカ堂と大丸百貨店のデパ地下を導入したのが、強力布陣として目に付く。百貨店は苦戦続きで、再編、統合の話題が絶えないが、女性、主婦に人気のデパ地下を郊外に出店するという手法を成長戦略の一環として踏み切ったものらしい。同時期に、ツクバエキスプレス沿線のおおたかの森SCに高島屋デパ地下出店の挑戦も注目された。先行する「伊勢丹クイーンズ」もあるが、現実には、百貨店のデパ地下出店は苦戦と伝えられている。しかし、この横浜は何とか黒字とか。ここは、東名、第三京浜から近く、車商圏を大きく見込んでいる。駐車場4.200台(平日無料)が、それを裏付けている。
TOKYO BAY船橋では、広域商圏のリージョナル型を指向、ダイエー、そごうの2核型ショッピングセンターを作ったが、2つの核がいずれも倒産撤退、後を東急ハンズ、赤ちゃん本舗、無印良品など中型専門店で核機能を持たせる手法を取ってきたが、横浜では、最強の量販店イトーヨーカ堂とデパ地下を集客の核に据えることになった。開発側と出店側の思惑が合致した格好だ。ショッピングセンターのスタイルも商業の成熟化と日本的要素で変革を遂げていく新展開の時代を迎えたと捉えることも出来そうだ。
横浜ららぽーとで見つけた「王子と王女のカスタ」
横浜ららぽーとに、大丸の食品売り場が出店、すわデパ地下の郊外進出と話題になった。そこで見かけたミニミニカスタ専門店。一口サイズかデカサイズか、日本人的には「一口サイズ」が優勢と見る。形状はワンサイズ、中身は、あんこ、カスタード、イチゴ、その他で8種類くらいある。しかも、商品名のネーミングが(流行りの王子)に引っかけて王女を登場させ、(王子と王女のカスタ)と来た。ひょいと足を止め、単価も安く、衝動買いを誘われる。
ミニサイズの単品で買いやすいプライス、内容にパリエーションを持たせ、飽きさせないよう新メニューを投入する、そしてユーモアのあるネーミング…こんな辺りがヒットのコツと思う。
みそ煮込みうどん…と言えば、名古屋名物。伝統の味付けの他に、キムチ味、イタリアンとバリュエーションを持たせた店を発見し、そんな手もあるかと感心した。街には、伝統や固定観念を破ったアイデアに感心させられる発見がある。タウンウォッチングは発想力を鍛える楽しさに満ちている。
横浜ららぽーとに、大丸の食品売り場が出店、すわデパ地下の郊外進出と話題になった。そこで見かけたミニミニカスタ専門店。一口サイズかデカサイズか、日本人的には「一口サイズ」が優勢と見る。形状はワンサイズ、中身は、あんこ、カスタード、イチゴ、その他で8種類くらいある。しかも、商品名のネーミングが(流行りの王子)に引っかけて王女を登場させ、(王子と王女のカスタ)と来た。ひょいと足を止め、単価も安く、衝動買いを誘われる。
ミニサイズの単品で買いやすいプライス、内容にパリエーションを持たせ、飽きさせないよう新メニューを投入する、そしてユーモアのあるネーミング…こんな辺りがヒットのコツと思う。
みそ煮込みうどん…と言えば、名古屋名物。伝統の味付けの他に、キムチ味、イタリアンとバリュエーションを持たせた店を発見し、そんな手もあるかと感心した。街には、伝統や固定観念を破ったアイデアに感心させられる発見がある。タウンウォッチングは発想力を鍛える楽しさに満ちている。
銀座の小さなバーは憩える
ソニー通りの北海道ミルク村並び、新橋よりの8丁目にやはり地下に「ワインカフェ・ブーケ」という小さなバーがある。ママさんは三味線の名手とか。職場の仲間や店で知り合った男性、女性の憩いの場…といった雰囲気だ。とにかくママさんも中年のバーテンも優しげで心許せる感じ。女性客の誕生日お祝いとか、お客も店の人も全体が顔見知りで盛り上がっていた。新顔でも、いやな感じが無く、直ぐ仲間になれそうな雰囲気。しかも、2人でワインのボトル一本とって、ひとり3.000円。正に値段も気さくなもんでした。バーと謳わずに、(ワインカフェ)と名乗っていて、ワインと女性の入りやすさをウリにしているらしい。
9ゲージを店内に走らせるバーとか、(送り狼の館)なんて、ウィットなニックネームの付いた古いバーとか、銀座には気軽に親しめるショットバーが限りなくある。池波正太郎の愛した銀座は、B級グルメ派にとっても楽しめる懐の深さがある街だ。
ソニー通りの北海道ミルク村並び、新橋よりの8丁目にやはり地下に「ワインカフェ・ブーケ」という小さなバーがある。ママさんは三味線の名手とか。職場の仲間や店で知り合った男性、女性の憩いの場…といった雰囲気だ。とにかくママさんも中年のバーテンも優しげで心許せる感じ。女性客の誕生日お祝いとか、お客も店の人も全体が顔見知りで盛り上がっていた。新顔でも、いやな感じが無く、直ぐ仲間になれそうな雰囲気。しかも、2人でワインのボトル一本とって、ひとり3.000円。正に値段も気さくなもんでした。バーと謳わずに、(ワインカフェ)と名乗っていて、ワインと女性の入りやすさをウリにしているらしい。
9ゲージを店内に走らせるバーとか、(送り狼の館)なんて、ウィットなニックネームの付いた古いバーとか、銀座には気軽に親しめるショットバーが限りなくある。池波正太郎の愛した銀座は、B級グルメ派にとっても楽しめる懐の深さがある街だ。
銀座に「北海道ミルク村」とはユニーク!?
銀座ソニー通り(ソニービルの裏手、横通り)7丁目、ビル地下に北海道出身の娘さんが、けなげにも1人でやっている「ソフトクリーム」の店。と言っても、ただのソフトクリーム屋ではない。ナント、カウンターバーの棚には、ずらり洋酒が並び、さながらショットバーの風情。この洋酒から2種類をフトクリームに滲ませ食べるというもの。このアイデアが受けて、飲んだ帰りのほっと一息、紳士やOL、キャリア女性連れが立ち寄るという。試してみたが、一寸不思議な味、変わった味わいで、遊び感覚もあり面白い。
なんでも、お父さんが北海道の旨い牛乳を東京人に飲んで欲しいという趣旨で家族で経営していたが、トラブルがあってご両親は北海道に帰ってしまい、娘さんが単身頑張っているとの事。けなげな感じの優しい娘さんという感じで、応援したい雰囲気もあり、酔い覚ましの口当たりに一度は寄ってみて面白い店だ。
銀座ソニー通り(ソニービルの裏手、横通り)7丁目、ビル地下に北海道出身の娘さんが、けなげにも1人でやっている「ソフトクリーム」の店。と言っても、ただのソフトクリーム屋ではない。ナント、カウンターバーの棚には、ずらり洋酒が並び、さながらショットバーの風情。この洋酒から2種類をフトクリームに滲ませ食べるというもの。このアイデアが受けて、飲んだ帰りのほっと一息、紳士やOL、キャリア女性連れが立ち寄るという。試してみたが、一寸不思議な味、変わった味わいで、遊び感覚もあり面白い。
なんでも、お父さんが北海道の旨い牛乳を東京人に飲んで欲しいという趣旨で家族で経営していたが、トラブルがあってご両親は北海道に帰ってしまい、娘さんが単身頑張っているとの事。けなげな感じの優しい娘さんという感じで、応援したい雰囲気もあり、酔い覚ましの口当たりに一度は寄ってみて面白い店だ。