陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

ノーベル平和賞

2010-10-09 16:19:56 | Weblog
ノーベル平和賞が、中国の反体制作家 劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏に決まったそうな。
ノーベル賞委員会の平和賞は、時折おかしな人を選ぶが、
今年は割とまともな決定でしたなあ。

ワタシは、もっとストレートに、
中国共産党を受賞対象にすれば更によかったと思いますがあ。
平和に対して、どうあってはならないかを如実に示し続けている、
その意味での模範的な体制についてヒョウショウ、という少々逆説的な理由でござりますがね。
とすれば、来年は間違いなく北朝鮮ですなあ。
その次はミャンマーですかなあ。

かってのダライ・ラマ14世の受賞など、
中国人民は、改革開放以来、自国が負の歴史を刻み続けていることを知らねばなりませぬ。
カネ儲けがうまくなっててきたことで浮かれていると、いずれ大きなしっぺ返しが来るでありましょう。

しかし、ノーベル賞委員会のいう民主化問題は、
現下の中国共産党に期待するのは所詮無理な話しで、
ジブンを否定せよと言うているのと同じことでござります。
従って、その要求は両刃の剣の側面があるのでござりますよ。
単純な民主化はただ混乱を招くだけでござります。
その辺りを十分に注意しないと、今よりもっと悪くなった、となりかねませんぞ。

それはともかく、今回の受賞は中国共産党のおかげであり、
劉氏は、党に感謝しなければなりませぬなあ。
コメント
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