陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

スーパー堤防

2010-10-29 09:10:31 | Weblog
政府税調で、
法人税率を下げる財源として、
赤字控除枠を半減させる案があり、産業界との調整を急ぐそうな。

何を考えているのでござりましょう?
バカではござらぬか?
紙の上で、数字をひねくりまわしているだけの論議でござります。

その意味するところは、
大企業を減税し、中小零細企業から絞りとろう、というものに他ならない。
これまでの、高額所得者を減税し、中・低所得者の増税をしてきた個人所得税の考え方と同じでござります。
結果、どうなっているかを考えると宜しい。
現在の欠損金繰越控除は7年だが、
米国では20年、英国では無期限だという。

▼事業仕分けの報道では、タメイキが出るばかりですなあ。
甘いエサに群がるハエが、ゴキブリが、ネズミが、わんさといますぞ。
知らなかったが、「スーパー堤防」は完成までに400年かかるそうですぞ。

ほう、素晴らしい事業ですなあ。
日本の役人・政治家が、そんな時間的スパンの計画を立案・実行しているとは、見直しましたぞ。
考えているのは、今日、せいぜい明日のことくらいかと思っていましたがなあ。

この事業は、200~300m(堤防の高さの30倍)の盛り土をし、
堤防が決壊しないよう強化するものらしいが、
今回を機に見直しをし、
人類史に残る堤防に変更しては如何でござりましょう?
例えば、堤防の両側の高さを 1,000m にし、1万年に一度の災害にも耐えるようにするなど。

ピラミッドや万里の長城にも劣らぬ事業を行い、
数千年後の子孫が、観光で食えるようにするのでござります。
子孫に資産を残すことができ、これほど有意義な事業はないと思いますがなあ。
もっとも、少子化が続き、その頃にはニッポン人は誰もおらず、
住むのは他国からの移住者だけかもしれませぬがなあ。
コメント
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