このときは、添乗員さんと小生のみが喫煙者。
空港やその他の場所で、二人だけでの喫煙所探しの道行を重ねたものだった。
ある夜、小生の部屋は一人皆さんから一番隔離された奥の奥の部屋。
ツアーに一人で参加するとよくあること、ぽつんと独りになる機会が多いので、何の不審も抱かなかった。
なんと小生の部屋は、禁煙室。 おもむろにスリッパを靴に履き替え、
ヤッコラショと廊下をたどり、灰皿のあるエレベータ付近に何度か出かけたのであった。
便利の悪いこと!
小生の部屋は、ガラス入りのドアで仕切られた別の建物区画に属していた。
何回目かの時気が付いたのであるが、区画を仕切っているドアのガラス部分にドイツ語で「禁煙区画」と表示があった。
小生以外のツアーメンバーは、非喫煙者なのに全員喫煙区画に泊まっている!
何で小生のみが、選りにも選って、禁煙区画に追いやられたのであろうか?
腹が立ったので、それ以降の喫煙は、スリッパで堂々と通ったのであった。これが小生に出来たせめてもの反抗だった。
コンチクショウー!