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残暑の西国街道を歩く。

2012-09-09 19:21:10 | ウォーキング
お世話をしているウォーキング倶楽部の9月例会で
西国街道を歩いてきた

西国街道とは京都の東寺から兵庫県西宮を結ぶ街道
として東国と西国との交流上で長く重要な役割を果たし
たことで知られている


今日はそのうち北摂(北大阪)の高槻市から茨木市間
を歩こうと倶楽部では主宰者の自分に続く高齢者の
ひげのHちゃんが企画・担当をしてくれた

9時半にJR高槻駅に集合
先月の高松青春18切符以来ひと月振りの再会だが
みんないい顔して集まってきた
仕事や体調で欠席した仲間がいたのは残念だったが
新しくお試し参加のMさんが加わってきた

高槻といえば古くキリシタン大名の高山右近が築いた
城下町としても知られているが京都と大坂の中間地に
当たり西国街道の宿場町としても栄えてきた


また市内には大きな古墳がいくつもあって古墳群を
形成しており歴史的にも興味深い町である

ということで今日は西国街道を中心にして古墳巡り
も楽しもうというダブルコース

担当のHちゃんは8月の暑い日を二回にわけて下見
をして設計をしてくれたコースで貴重な資料も作成し
用意してくれた


さて、ひげのHちゃんがどんな案内をしてくれるか
興味津津、痛めていた足のことは心配だが下見して
いるので大丈夫だろうし万一の時は倶楽部の部長の
Cさんがコースを熟知しているので心配はない

スタート、西国街道にはいる前にコースを外れるが
菅原道真のゆかりのある上宮天満宮へ、ここは焼失
したものを秀吉が再興した

現在の本殿はすべてが竹で作られているのが特徴


西国街道に戻り今回で三度目の芥川一里塚へ
一里塚は昔の街道では道しるべの役割を果たした
毎度、ここで記念撮影!


街道の面影を残した通りをすすむ、暑い!
Hちゃんから早くも水分補給の指示がでる
この人の水分はビールのはず、今日は真面目やな?


芥川を渡り西国街道から分かれて北上、西へ入って
清福寺太子堂へ寄った
聖徳太子を祀った小堂で堂内の厨子に聖徳太子が祀
られているという


このあたりから色づき始めた田園風景の中を歩く
空を眺めると夏の入道雲と秋の軽やかな雲と飛行機
雲とが共演している

それにしても真夏と変わらない炎天下、もう、ほほ
とタオルをまいた首筋が痛い!


田んぼにかこまれた嶋上郡衛跡へ寄った
ここは7年前に倶楽部で一度来ているので懐かしい
その時も9月で暑かった

かってここが摂津国嶋上郡であった時に郡役所があ
った場所という
7年前にきた時のこと、担当したGさんはどうして
いるだろうか?となつかしく思い出して感傷に浸っ
ていて写真撮影を忘れてしまった

おまけに手に持っていた愛用のタオルハンカチも忘
れてきた・・・ありゃー

ここからしばらくはその時のコース

かかしものどかな田園地帯を行く


素戔嗚尊神社へ


ここにもかっては郡役所があった
11時過ぎた、大通りに出てコンビニへ
ここで昼の弁当の仕入れ・・と言っても買ったのは
三人?あとは店内でしばし昼涼みの迷惑客!

少し歩いて見学地の今城塚古代歴史館へ着いた
中に入ってびっくりした
古代のこと、古墳の勉強をするのなら申し分のない
歴史文化の学習館だ




となりにある今城塚古墳へ行った


きれいに整備をされた古墳公園でたくさんのハニワ
が歓迎してくれた


淀川流域では最大の前方後円墳で総長350mとか
日本で唯一自由に立ち入りができる大王墓で一番高
い部分まで上がらせてもらった


第26代の継体天皇の墓と言われているがこれから
行く茨木市の太田茶臼山古墳説もあって定かでない
ようだ
その話は以前からよく聞いていたので今日は確認で
きるかもしれないと楽しみにしてきたが残念!


お弁当はまだだよ・・・
腹は減る、歩きながら水補給、汗で濡れたタオルが
役にたたない

おっ、すごい階段が待ってる!
闘鶏野神社への階段


階段を上がるとそこは名神高速度道路、それを参道
にして本殿まで名神の上を渡って行く


こんな参道、日本に他はないだろう・・
神様さぞかしやかましいことやろ!

名神に沿って歩いてハニワ工場公園に着いた
12時20分、やっと日陰に入れた!


ここには日本で最大のハニワ工場があったそうだ



ここで弁当と休憩
しかし、後の見学予約時間があるため長居はできぬ


これから郡山宿本陣まではトイレなし、見学もなし
一気に歩くとHちゃんが脅してきた!

炎天下の名神の下を歩く
ほんまに暑い、水、水、もう500ml二本飲んだ
お試し初参加のMさん頑張れ
気になって声をかけるが大丈夫のよう
でもみんなの足は速い
自分はアンカーだから最後尾でみんなの足取りと
後方からの車、自転車のチェックをするのが役目だ


すでにここは茨木市、こんな炎天下を歩く一段に
たまに会う人が何事か?とそんな顔してみてる

昼食を除くとほんんど休憩をすることもなく歩き続
けるメンバーの健脚ぶりを改めてすごいと思った

やがて太田茶臼山古墳の横に出た
ここは宮内庁の管轄で中には入れない

宮内庁は、ここを第26代継体天皇御陵としている
おなじみの形式で管理されている


ここからしばらくすすむとやっと西国街道へ出て
街道らしい雰囲気のある道をスピードアップ
一番つかれの出る頃


若手のHよりちゃんが遅れてきた
しばらく一緒に歩く・・・
あとで聞いて納得
遅れたのではなく明日から仕事が始まるので頑張り
すぎて疲れを残したくなくてセーブしてたという
ほんまに賢い子や!


安威川のふもとに白井河原合戦跡の碑があった
このあたり、かって伊丹、茨木氏と池田氏とが対立
し合戦に発展した地域らしい


その川にかかる橋を渡って行く
Mさん頑張れ!


空模様が怪しくなってきて心配
郡山宿本陣に14時到着を目指してここは最後の頑張り


14時を少し過ぎたが最後の郡山宿本陣に到着!
ここでは当主から貴重な話を聞かせていただき資料
もたくさん見せてもらった


本陣内の見学も説明つきで一時間余り
現存する西国街道唯一の本陣を公開してもらった






上段の間、ここに大名が寝た


菊の御紋の布団


駕籠


おっ、鉄砲!


播州赤穂の浅野内匠守が四度も宿泊している宿帳が
残っているのにも驚いた

東海道五十三次の宿場では滋賀県の大津宿の本陣が
唯一残されているがこれで両方を見ることができた

コースの残りは大阪モノレールの豊川駅ゴールまで
秋風に頭を垂れる稲穂に励まされながら全員無事に
ゴールができたほっとした


500mlのペットボトルを4本も飲んだことは
東海道五十三次の吉原から三島宿間でにあったが
今日はその4本を飲んでしまうほど暑かった!

普段、歩きなれていない人なら熱中症になっていた
かもしれない
日頃から歩いていたことが力となった

帰りのモノレールが万博公園に近づいた時に公園に
異常な群衆をみかけた


きょうは「コブクロ」の復活ライブだと若手メンバー
が教えてくれた

自分には、コブクロが何者やらさっぱりわからない
なんと五万人が集結していたそうだ
コンビの黒田という人が大阪出身だとか、大阪で復活
というのはそのためか・・・

とにかくあの群衆、びっくりした
太陽の塔もびっくりしたに違いない


それにしても芸能関係のことは無知で皆目わからない
大阪検定試験でも芸能関係の問題はお手上げだった

モノレール万博中央口で乗換、ここでそれぞれの家に
向かったが、倶楽部の飲み助グループは途中下車まで
して酔い酔いウォークをしたらしい、ここだけの話。