少しずつですが、着実に進んでいる Webサイト作成です。
特に、過去に行なってきたイベント活動の資料の整理は大切にしています。
本日、1994年の コース図のアップロードが完了しましたので報告します。
【 コース図の大切さ 】
私達の行なっている活動では、コースの設計はとても大切な事です。
というのも、設計したコースによって、ライダーの技術や感性の成長に大きく影響するからです。
特に、タイム測定を行なうコースは、基本的に イベント毎に一から設計します。
それは、会場のレイアウトに合わせる目的以外に、参加者のレベルに合わせつつ、そのイベントの目的を達成する為に必要だからです。
もし、タイム測定のコースが毎回同じだったら、そのコースなりの走り方は身に付くでしょうし、測定する度にタイム短縮する可能性も増えるでしょう。
しかし、コースが毎回同じ、または同じような設計である事を私達は好みません。
というのも、いつも同じコースでは、ライダーの想像力が伸びにくいからです。
オートバイの動き方(運動特性)は、ブレーキやアクセルなど幾つかの要素の組み合わせ方によって決まってくるのですが、その新しいコースをより効率良くクリアするためには、どの要素をどのように使うかがライダーの想像力にかかっているのです。
コース設計者は、そのコース図の中に、ライダーの想像力を試すポイントを幾つか散りばめつつ、全体を一つの“曲”の様に設計するものです。
そんなコース(曲)を、どの様に走り・歌い・演奏するかが、ライダーひとり一人の技量であり個性なのです。
そんな コース設計者の狙いが詰まっていて、ライダーの記憶力と想像力を試されるのがコースですから、コース図はとても大切なのです。
【 1994年のコース図 】
そんな狙いを込めて設計するのがコースですが、最初から誰でもできる訳ではなく、コース設計者にも、ライダー以上に運動特性の理解と想像力、そして経験が必要です。
ですから、1991年に活動を始めた当初は、コース設計のレベルもさほど高くありませんでした。
しかし、1994年になると設計担当者の技量も高まり、今見ても ワクワクしてくるコース図が生まれるようになってきました。
どうぞ、そんなコース設計に対する “こだわり” を頭の隅に置いて、コース図掲載ページを楽しんでもらえれば幸いです。
■「 コース図一覧 」は こちら : http://gra-npo.org/document/course_table.html