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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (3月19日現在)

2021-03-20 22:38:05 | COVID-19 国内状況

新型コロナウイルスによって受ける影響は、都道府県によって人口や感染密度が異なる為、単純に感染した人の人数を比較してみても実感とは異なります。 そこで、都道府県別に、新型コロナウイルス禍に 新たに感染した人の人数 と 前週と比較した増加率、そして 都道府県の人口あたりの増加した感染者数割合などを一覧表にまとめています。特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しています。

都道府県別の感染被害を人口対比や週間対比で示した一覧表を見れば、色分けした欄で見れば明らかですが、明らかに 東京を始めとする関東地域を中心が現在の感染深刻地域である事は明白です。

 

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日本全体での感染拡大時期に入った状況がはっきりと表れた中、関東の1都3県への緊急事態宣言が解除となれば、必ず感染は拡大するでしょう。
しかも、宮城県で発生した様な大きな感染拡大が起きる兆候は、北海道や沖縄県など他の地域でもはっきりと表れてきており、国・行政として明確な対策が無い状況が続くならば、正に運任せ状態と言えるでしょう。
国・行政の対策への信頼が失われ、十分な検査や情報告知が無いままに、全国的なGoToトラベル解禁やオリンピック開催へと進むならば、更に亡くなる人が増え、社会的弱者の人々が更に苦しい状況へと追い込まれてしまうと強く懸念しています。


出典 : 厚生労働省
#COVID19


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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (3月19日現在)

2021-03-20 22:10:45 | COVID-19 国内状況

1月には感染抑制効果ははっきりと表れていましたが、2月末になってからは抑制効果が無くなり、今は感染拡大モードに確実に入ってしまい、感染拡大への懸念に対する対策や説明が無いままに、来週からは 関東 1都3県の緊急事態宣言が解除されます。

国民の誰もが、新型コロナウイルスの感染抑制の実現は強く望んでいますが、宣言解除後の対応について「5つの柱」と言われても、明確な数字を挙げての具体策は示されず、納得できていない人は多いでしょう。

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例えば、米国・バイデン大統領の様にワクチン接種数について具体的数字を挙げての公約であったなら多少は違うが、ただ「頑張る」という内容の発言では信用は薄いと感じられても不思議はないでしょう。
       
しかも、既に1年以上前から様々な感染症予防の対策が考えられ、国も税金を投入して対策の研究と促進を図っている筈なのに、それらの進捗状況の説明が一切無いままで、急に湧いてきた様に「 5つの柱」と言われると、「今まで 何を考え、何をしてきたのか」と疑問も湧いてしまうでしょう。
    
更に言うならば、感染予防に最も必要なのは国民・市民の協力を得た行動の筈です。その協力を得る為には、台湾政府が行なってきた様に、感染対策に関する正確な情報を毎日、逐次適切に発表を行なう事が必要で、特にこのウイルス禍の様に長期間の協力を得る為には必須だと言えます。
しかし、世界各国で徐々に感染拡大へ移っている大きな原因と思われる “変異株” に関して、国民の多くも不安に感じている事は充分に推測さえるにも関わらず、現時点で判明している資料情報を添えた発表も無いとは信じられません。神戸市など地方自治体が、独自に変異株が新規陽性者に占める割合を逐次詳しく公表していたり、同様に無料のPCR検査を自治体行政主導で行なっている事などを知る程に、国・行政の対策への期待が高まって当然です。そんな折に、「5つの柱」など、具体的な内容に乏しく、独自に有効な対策を進めている地方自治体への支援策提案さえ無く、行政トップへの失望が大変に大きかったとしても頷けます。
    
上から目線で、宣言、夜の街、マスク、三密 とだけ言われ続けても効果は徐々に薄れていくものです。更に、「若者への発信が」とか「SNSを活用していく」と急に言われても、若者でない者の耳にも空々しく響く気がしてしまっていますが、どうでしょうか。
    
せめて、政府専用の Webサイトを通じて、感染状況や対策の進捗状況、変異株の情報、ワクチンや治療薬の手配や開発状況などを、グラフ資料などを添えて、連日提示に公表する事ぐらいはする必要があります。もし、それに必要なスタッフや技術が無いと言うのであれば、デジタル化を最も進めるべきは政府・行政だと言う事になるでしょう。

    
出典 : 厚生労働省
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『 ジムカーナ文化の創造 』を振り返る / Looking back on "Creation of Gymkhana Culture"

2021-03-20 01:47:58 | GRA活動の目標達成


最初に、「ジムカーナ文化の創造するために」を活動目標に掲げたのは、1991年1月、GRAを発足させた当時の事で、現在は「 いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフ環境の創造と、その環境を守り育てる人の育成 」に変えていますので、どうぞ、誤解なき様お願いします。
  
 

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では、何故?「ジムカーナ文化」または「ジムカーナ」という言葉を活動目標から外したのかを、順を追って簡単に説明をします。




『 ジムカーナ文化の創造のために 』

1991年1月、GRAを発足させた際に発表した【 発足のご案内 】は以下の通り
【 GRA発足の趣旨 】https://gra-npo.org/policy/policy_data/inauguration.html
その主な趣旨内容は

  「オートバイの使い方・遊び方の提案」
  「社会的な要求に応える」= 安全運転技術を高める、そして
  「ジムカーナ文化の創造」 でした。

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この「ジムカーナ文化の創造」とは、とかく個人の趣味に留まり、社会的な問題意識を共有する事が少ないライダー間の状況を、ジムカーナを一緒に楽しみ、その楽しみを継続させて深めていくための共通する社会的な課題を一緒に考える場を創る事を目標にした言葉です。

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この目標の達成のために、レッスンイベントを主体の活動から始めて、それとは別に一緒にイベント運営とゲームやプレゼント交換などのライダー間の交流も目標にしたパーティイベントを年に2回開催する事から始めました。


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『 競技に熱中する人々とその影響 』

しかし、当初は少なかったジムカーナライダー人口が活動年数を経る度に増え。その上、全国各地でも同様な主催組織が増える頃になると、「ジムカーナ」の競技としての一面だけに熱中して極端な改造へと進むライダーが増え、それと同時に一般ライダー達から「ジムカーナ」に対しての批判的・固定的な評価も増えていきました。
例えば、ジムカーナ競技に熱中のライダーが練習の機会だけを求めて安全運転講習会に参加して、その速さと走らせ方の異様さなどで講習会主催者や他参加者から迷惑に思われたり、アップハンドルを装着する為にフルカウルを外すなど、ただ速くなる為の外観を崩した車両へと改造するなど、元の車両名さえ分からない車両がナンバーを着けたまままとまって走り回っている姿は社会的に異様な情景としか見えないと言われても当然でしょう。

主要なオートバイ雑誌などでも競技志向、大幅な改造車ばかり目立つジムカーナ記事が連載される様になるにつれて、開催するイベントに参加する人々の意識も徐々に変化を見せる様になり、発足当初に掲げた目標主旨に沿った方向へとイベント開催活動を動かし難くなりました。これが、2000年の年末から『 脱皮計画 』を始めた大きなきっかけでした。

【 第1期・脱皮計画 】 https://gra-npo.org/policy/policy_data/dappi1_1.html






『 ジムカーナの文字を諦めて 』

脱皮計画を進めた結果、「 ジムカーナ 」を愛しているから文化の創造を目指して発足させた GRAですが、目標とした「 ジムカーナ 」とは異なるジムカーナの影響を受け、その弊害を避ける為に「 ジムカーナ 」の文字を活動目標から外す決定をしました。

それ以上に残念な事は、人々の意識であり「心」です。
ジムカーナを通じて、ライディング技術を高める方法やオートバイの適正な整備やセッティング技術を伝えられても、社会的な視野に立って考えを広める事を充分に克服できなかった事です。
それは、少なくとも自身が参加するイベントや主催団体の趣旨を知る事や、それを理解する努力は成人・大人の責任だと考えており、その意識や努力が出来ない人には社会的視野を求める事が出来ないと考えているからです。

今でも「ジムカーナ」の素晴らしさや美しさを信じていますが、現在はそれ以上に対象を拡げた活動目標へと切り替えて精力的に活動を進めています。


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