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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 ( 2022年1月7日現在 )

2022-01-09 22:29:52 | COVID-19 国内状況

この一覧表は、各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率など数値で表し、感染被害の深刻度を他の都道府県と比較して理解する助けになります。
さらに 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しているので、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。


『 都道府県別、感染被害一覧 』

昨年と較べると、日本国内、各都道府県共に感染状況は落ち着いた状態と言って間違いありません。
ただし、沖縄県では状況が悪化して治療者数や重症者数ともに一気に増えており、米軍キャンプの影響の他に、ワクチン完全接種率が 60%台と他府県に較べて 10ポイント以上低い事も影響していると思われます。
  
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『 都道府県別、治療中患者数、重症者数、死亡者数 』

各社メディアが報道の通り、現在は、沖縄県での感染状況が群を抜いて深刻です。そして、沖縄県に続いて、同様に米軍施設を抱える山口県で感染して治療中の人が増えています。
しかし、その2県以外でも注意をすべき都道府県があります。先ずは、石川県では数週間連続で 人口あたりの死亡者数が日本で最も高く、医療機関での苦闘が続いている事が判ります。また、大阪府では、新規感染者数の増加以上に、人口あたりの重症者数が群を抜いて高い事が目に留まります。前週でも同様な状況が京都府で発生していましたので、資料データはありませんが、ワクチン未接種者を多く含むクラスターが発生した可能性も考えられます。
 

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今後の対策を考えれば、行政機関が「重症者数」や「死亡者数」を発表の際には、全国合計値でも構いませんので、それらに含まれるワクチン完全接種者の人数を同時に発表される事が望まれます。

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感染症を抑えるのに最も有効な対策がワクチン接種であるならば、可能な限りワクチン接種率を高める事が被害を抑える事になりますし、具体的にワクチン完全接種者が守られる事が証明されれば、接種者にとって大きな安心材料になります。
因みに、目標と思われるワクチン接種率は、完全接種率 60%ほどのイスラエルが 4回目接種などの政策を積極的に進めざるを得ない状況や、同様に 60%ほどの米国が過去最多の新規感染者数を記録している事、そして 70% ほどの欧州各国でも過去最多の新規感染者数を記録している事などからも、目標とすべきは 80%以上、可能であれば 90%以上の達成だと思われます。



『 沖縄県の感染拡大原因について 』

各社メディアは沖縄県内に配置された米軍と日本人などの軍関係者での感染拡大が原因である様に報道し、その証拠に同様な米軍施設のある山口県の状況を挙げていますが、私は決して米軍だけが原因でないと捉えています。
それは、下記の表の通り、日本に配置された米軍施設と米軍関係者は日本各地にあるからです。そして、確かに家族を含む軍関係者の半数は 沖縄県内に居住していますが、残り 半数は 日本各地の施設内です。仮に、米国本土から米軍兵士が異動して、日本人を含む軍関係者を通じて感染が広まったとすれば、日本各地で沖縄県と同数の軍関係が原因と思われる新規感染者が発表されている筈だからです。
       

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私は、沖縄県での感染拡大の原因は、軍関係以外に、10以上の島々で構成された県である事と、全国平均のワクチン接種率を 10ポイント以上下回る 60%程の低いワクチン接種率にも感染拡大に繋がった要因があると思います。
実は、昨年 10月以降、全国的な感染被害が抑制されていく中、沖縄県だけが高い死亡者率を続けていましたが、これも 同県ならでは原因の解明と対策が充分に行なわれていなかった事を示していると思います。


出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株
#オミクロン株


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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (2022年1月7日現在)

2022-01-09 22:09:45 | COVID-19 国内状況

『 現状、新規感染者数はまだ少ない 』

現在の日本全体での新規感染者数は、2021年9月初旬、一日あたり 2万人の新規感染者数が報告された当時と較べれば決して多くはありません。が、沖縄県では 毎日 千人を超える新規感染者が報告されており、同じ状況が日本全体で発生すれば、日々 70万人を超える新規感染者数が発生する事に相当します。
ですから、対岸の火事と捉えず、充分な注意と対策を行なう事が大切です。

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『 直近一週間で、4人の方が亡くなり、重症者数は 38人増えて 89名に 』

次に、新規感染者数よりも、もっと注意すべき「重症者数」や「死亡者数」を確認すれば、一週間で重症となっている人は 38人増えています。ただ、亡くなった人は 一週間で 4人に留まっていて、昨年の10月以降の減少傾向は安定して続いています。

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この「重症者数」や「死亡者数」をグラフで表すと以下のグラフの通りで、昨年・2021年の2月や6月、9月当時と較べれば、現状はまだ安定した状況です。また、「死亡者数」の増減は「重症者数」の増減とは一定の相関関係がある事がはっきりしているので、重症になる人を少なくする事が重要だと分かります。

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『 オミクロン株の傾向について 』

オミクロン株によって深刻な感染状況に陥っている世界各国の保健機関の発表によれば、オミクロン株感染による重症化率はデルタ株より低いとされています。ただ、同時に、ワクチン未接種者は、完全接種者と較べて、感染率や重症化率が高い事も発表されています。
ですから、オミクロン株感染が主流になると予測される今後は、新規感染者数よりも重症者数に注意を払う必要があり、同時に、未接種者への可能な限りのワクチン接種を勧める対策が大切になります。

 

『 丁寧なワクチン接種の啓発活動が必要 』

一方、“オミクロン株” の発見報告以降、世界各国政府が行なった ワクチンの “追加接種” 政策と較べると、日本の “ワクチン接種” 政策は遅れている印象が否めません。
とは言え、世界各国のワクチン接種率を高める為の国際的なシステム・COVAX への協力は必要ですから、自国民の為に一気にワクチン確保へと政策を転換した主要各国に倣う事は抑えるべきでしょう。特に、その主要各国と較べると日本の感染率は非常に低く抑えている事からも慎重であるべきでしょう。
  
但し、ワクチンの完全接種(日本で使用したワクチンでは 2回接種)によって感染率を下げる事は確実で、それは以下の表の通り、最近の東京都内での感染状況からも明らかです。日本国内の ワクチン未接種者率が 23%程にも関わらず、ワクチン完全接種者を上回るほど多くの感染者が発生しているのです。

 

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これらの事実は事実として、丁寧に広報する事によって、ワクチン接種の大切さを伝える事になり、それはワクチン接種を積極的に受けた70%を超える日本の人々への確信と褒美に繋がるでしょう。



出典 : 厚生労働省

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