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世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 「新規感染者数」と「人口あたりの新規感染者数」一覧(2022年 3月 16日現在)

2022-03-17 22:08:57 | COVID-19 世界状況

COVID-19, New Infections and Number of Infections per 100 Million People by Country and Day worldwide, As of March 16, 2022


『 世界全体での新規感染者数 / Changes in the number of new Infections worldwide 』

3週間以上に亘り減少を続けていた新規感染者数が、急に増加へと転じて、その増加ペースを速めています。その増加が顕著な地域や国は、主に西欧と北欧、南欧を中心とした地域で、その地域の感染拡大によって世界全体の新規感染者数の増加へ繋がっています。また、東アジアの諸国、特に韓国やベトナム、オーストラリアとニュージーランドでの深刻なレベルの感染拡大もその要因になっています。
ただし、懸念され続けていた北米2ヶ国での新規感染者数は順調に減少を続けており、同様に中米や南米でもその傾向が続いています。そして、アフリカ大陸諸国での感染禍は、観光島嶼国家のモーリシャスを除いて、殆ど目立たなくなっています。
そのモーリシャスでは、ここ2週間、新規感染者の報告が途絶えており、保健医療体制が大きな影響を受けていると察する事が出来ます。また、同様に隣国の侵攻によって途絶えているウクライナも、途絶える以前には少なくない新規感染者数が連日報告されていて、その後の感染者の動向を考慮すれば、更に一層深刻な状況になっている事が容易に推察されます。

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この増加に転じた原因は、“オミクロン株”(亜種を含めて)の強い感染力と、長期間の防疫規制からの脱却を図った政策の為と考えられます。
幸いな事に、新規感染者の増加に反して、死亡した人の報告数は減少を続けており、それが一層 規制緩和政策の理由になっていると考えられますが、感染者数が増えながら緩和を続ける政策は、全員を病院等で治療対応とせず、軽症感染者が市中に多く溢れる結果に繋がり、感染によって健康や生命の危機に直結する人々の生活を更に厳しくする事になります。
マスク装着や手指消毒に始まり、定期的な抗原検査の実施、下水PCRの多国間での標準採用など、命を守る為の最低限の規制と集団的な標準的検査体制の構築が必要に思われます。


『 新規感染者数一覧 / New Infections by Country and Day 』

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『 【感染密度】国別・日別一覧 / New Infections per 100 Million People by Country and Day 』

この【 感染密度 】(人口1億人あたりの新規感染者数)を確認すれば、新規感染者数の増減レベルが一目でわかり、他の国との感染状況の比較が容易になります。また、人口あたりの新規感染者の割合によって、治療や療養で社会参加できない人の割合を推測でき、社会機能の維持レベルや経済的損失などを考察するベースにもなります。

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『 死亡者数と死亡者密度、週間致死率について 』

パンデミック当初は、新規感染者数だけで深刻さを図る傾向がありましたが、単位人口あたりの新規感染者数=【 感染密度 】で比較判断するのが常識となりました。
が、ウィルスの主体が “オミクロン株” になり、感染力が強いが、ワクチンや治療薬の普及もあり、死亡者数が減ってくると、【 感染密度 】は異常に高いにも関わらず、マスク装着を含めた規制緩和の検討が諸国で始まっています。

国民の生活不満の解消と経済回復の為に規制緩和が必要とされるのは理解できるものの、ウイルス感染に対して頑強とは言えない人々の健康と命を守る為の視点も必要だと考えています。
その為に、タイトルに挙げた様に、「死亡者密度」(人口1億人あたりの感染死亡者数 / 国別・日別)と「週間致死率」(一週間あたりの 感染死亡者数 / 感染者数)の推移を一緒に見る必要があると考え、別途、近日中に公開致しますので、是非 ご覧下さい。きっと、新しい視点が持てると思います。



※ 情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA  ( https://www.unocha.org/ )
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