via SNKEI WEEKLY
https://www.sankeiweekly.com/autos/13476.html
仏・ルノーグループ と 中国・吉利汽車 の合同出資のエンジン製造会社・HORSE の 初となるエンジンが報道されています。将来、生き残るガソリンエンジンの姿を体現しています。
HORSE, an engine manufacturing company jointly owned by the Renault Group of France and Geely Automobile of China, has reported on its first engine. It represents the future of gasoline engines.
エンジンの名称は HR12. 1200㏄ で 3気筒、スーパーチャージャー付きの 3気筒のガソリンエンジンで、最高出力は 130 hp と一見普通ですが、その発生回転数は 4,500 rpm と低く、最大トルクも 1,800 rpm で 230 Nm と、日本の 軽自動車用の ターボチャージャー付き 660 ㏄エンジンと較べると、馬力。トルク 共に倍以上の値を、半分程度の回転数で発生させており、大変に高効率なエンジンです。 その上、世界で最も厳しく排気ガス中の環境汚染物質の帰省を進めている 欧州での最新規制・EU6D-Full をクリアしているとされ、更に、2030年迄に導入される更に厳しい規制・EU7 さえも視野に入れたエンジンです。
しかも、その用途は、低回転で充分なトルクを発生している事からも予想される通り、ハイブリッド車(EV要素の強い)や EV車への搭載用で、特に 充電ステーションの心配を少なくする為の 発電用エンジン としての用途が考えられている様です。搭載車両は 一般乗用車もあるでしょうが、資料を読むと、EVバス用の発電用エンジンとしての用途も考えられていると思われます。
当然、ルノーグループに入っている 日産自動車や三菱自動車でも採用する車両が出てくるでしょうし、従来型のエンジンでは 欧州の環境規制局の規制をクリアするのは難しいと思われるからです。
そして、オートバイの話題へ切り替えます。
当然ですが、オートバイも EU6 または EU7 の規制の対象となっていくでしょうから、現在の見慣れた姿のオートバイの新型車は少なくなると思われます。 このHR12の様に、一昔前ならば、モータースポーツ用と思われる程に高度に効率と出力・トルクを追及したエンジンが当たり前になりながら、実際には 発電用としての未来だけが残されている様に感じてしまい、頭の切り替えは必要ですが、少し寂しさも感じます。
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