GRA 公式ブログ・サイト

NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

登攀とパーティ

2010-12-02 21:43:27 | GRA活動の目標達成
「登攀(とうはん)」とは、登山などで用いる用語で、険しい岩壁などを登る事です。
そして「パーティ」とは、今回の場合には「登山隊」という意味の専門用語で、登攀に必要な多くの機材や食糧などを搬送する役目のシェルパや、ルートを確保してナビゲートする人など全般を指します。

さて、ここから本題に入ります。

今、私の眼の前には登りたい岩壁があります。
それを登れば、必ず新しい景色が見えてくる事を確信しています。
そして、既に登っている見知らぬ人達と出会える可能性が高い事に胸が弾んでいます。

この岩壁に辿り着くまで、長い道のりを進んできました。
その間、数えきれない程に多くの方に要所要所でサポートしてもらいました。
そして、現在もサポートしてくれるメンバーも居ます。

しかし、問題もあります。
パーティの他のメンバーの殆どには、この岩壁が見えていない様子です。
当然、登った時に見える景色や先駆者への想いを馳せてもいないようです。

果たして!
パーティのメンバーと夢を共有して険しい岩壁に挑むための説得を続けるべきか?
或いは、共有できる数少ないメンバー達だけとの登攀を決意すべきか?

しっかりと考えて決断すべき時です。


“公人” としての意識

2010-12-02 21:03:07 | GRA活動の目標達成
現在、NPO法人として活動しているが、主要なスタッフとして活動する際に欠かせないものが“公人意識”です。

NPO法人として認められるためには、基本的に社会貢献活動である事が必須です。
つまり、社会あるいは地域社会に対して何らか貢献する事を活動の目的にするからこそ、NPO法人(特定非営利活動法人)として認められて、税制上の控除など恩恵が国や地方自治体から認められるわけです。

従って、NPO法人の代表理事は当然として、理事や監事を始めとする主要なスタッフには社会へ貢献する“公人”としての意識を持つ事は欠かせません。
しかし、日頃一般社会で人生を過ごしてきた人達にとっては、“公人意識”を持って実践する事は意外に難しい事のようで、運営上で苦労をする点のひとつです。

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GRAは、1991年に発足させた時点から「仲間内のサークル的活動」ではなく、社会への問題提起とアピールを目指した団体で、それは『発足の案内』の文章にも明記しています。

そして、段階的に活動を展開していくに伴って2006年にNPO法人となったのですが、発足した当初からの“公人”的意識を更に高めた活動へと移ったと言えるものです。

ただ、長年に亘り事務局スタッフの一員として活動に貢献してくれた方々が、その経験年数に応じて“公人意識”が高くなるかと言えば、決してその様な関連性は無いように思われます。

GRAスタッフの一員としての活動年数よりも、その人が家庭や環境を通じて会得してきた人生観や人生哲学によって、“公人意識”の育み方は左右されると考えています。

日頃から社会に対しての問題意識を持ち、社会的貢献活動にも強い関心を抱き、何らかの活動を行ないたいと考えている人こそ、最も“公人意識”を持っての活動に適している人に成り得ると確信しています。

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現在GRAは、『第3期・脱皮計画』と称して枠に捉われない全国の方々へアプローチを行なう活動を進めています。

その目的こそ、Webサイトを通じて“公人意識”の高い方々と強調し合いながらの活動へと発展させる事にあります。

Webサイトでの展開に今まで以上に精力を注いでいきますので、どうぞ今後の展開にご注目ください。