
今日の朝日新聞第1面に「年金水準30年後2割減」の記事が載っていた。
今の公的年金制度を維持するには、65歳以上の高齢者が受け取る厚生年金の水準を段階的に引き下げ、2038年度以降は、現在よりも20%低くする必要があるとに厚生労働省が年金財政の長期見通しを公表した(23日)というのである。
それでも現役世代の手取り収入に対する厚生年金の割合は50.1%で、政府が約束した5割を維持できると説明しているようだが・・・。
現在の100年に一度と言われる経済危機による積立金の減少と少子化の進行が主な原因のようであるが、このような見通しは、非常に甘いと言うのが世の評論家など見方のようだ。今世界の経済は、想像を絶する勢いで収縮しており、世界の中でも類を見ない高齢化と少子化が進んでいる日本で、新聞が指摘しているように、これからも厚生労働省が見込んでいるような、賃金の上昇と保険料の徴収が可能かは疑問だろう。
現在、日本では、派遣労働者の雇用打ち切りなどで、職を失った人が大勢発生しているが、これからも、まだまだ、派遣労働者どころか、企業倒産や企業の業務縮小などから正規社員でも職を失う人が増えそうな状況である。
これからの努力によって、企業がこの状況を脱したとしても、それらの企業が、今までのように雇用を増やしていくかは、非常に疑問である。
今の時代、全てがグローバル化している。それは、人についても同じである。世界の中で、人の総力と賃金を比較すると、日本の労働者の賃金が、他国の同じ能力の人と比較して低い方ではないことは、承知の通りである。それに、少子化は日本経済が何事もなく普通であっても、放っておけば収縮してゆくことを意味している。日本の企業は、発展の見込みのない日本よりもこれからはどんどんと海外へてくれないと日本は空洞化してしまう可能性がある。日本人は、今まで、日本へ出稼ぎに来ていた外国人労働者と同じ様に、これからは、海外へ出稼ぎに行かないと職が見つからない国になってしまうかもしれない。・・そんな、恐ろしいこと・・・と思う人が居るかもしれないが、・・・本当にそうなりかねない気がする。
今の日本の人口構成の歪さは深刻である。今まで、外国への輸出に頼って成長を続けてきたが、これからは、輸出頼みではなくどこの国もが内需を増やさなければな良くならない時代が続くだろうし、そのような時代に、日本は、どうして行くのだろうか・・・。既に、大手のメーカー他優良企業ほど、企業活動を海外に移して行っているようなのだが・・。今の日本の政治家を見ていると、このような状況に対処できる人が居そうにもないのが悲しい・・。
(画像は厚生年金の標準的な給付水準見込み。厚労省試算。朝日新聞朝刊より)
今の公的年金制度を維持するには、65歳以上の高齢者が受け取る厚生年金の水準を段階的に引き下げ、2038年度以降は、現在よりも20%低くする必要があるとに厚生労働省が年金財政の長期見通しを公表した(23日)というのである。
それでも現役世代の手取り収入に対する厚生年金の割合は50.1%で、政府が約束した5割を維持できると説明しているようだが・・・。
現在の100年に一度と言われる経済危機による積立金の減少と少子化の進行が主な原因のようであるが、このような見通しは、非常に甘いと言うのが世の評論家など見方のようだ。今世界の経済は、想像を絶する勢いで収縮しており、世界の中でも類を見ない高齢化と少子化が進んでいる日本で、新聞が指摘しているように、これからも厚生労働省が見込んでいるような、賃金の上昇と保険料の徴収が可能かは疑問だろう。
現在、日本では、派遣労働者の雇用打ち切りなどで、職を失った人が大勢発生しているが、これからも、まだまだ、派遣労働者どころか、企業倒産や企業の業務縮小などから正規社員でも職を失う人が増えそうな状況である。
これからの努力によって、企業がこの状況を脱したとしても、それらの企業が、今までのように雇用を増やしていくかは、非常に疑問である。
今の時代、全てがグローバル化している。それは、人についても同じである。世界の中で、人の総力と賃金を比較すると、日本の労働者の賃金が、他国の同じ能力の人と比較して低い方ではないことは、承知の通りである。それに、少子化は日本経済が何事もなく普通であっても、放っておけば収縮してゆくことを意味している。日本の企業は、発展の見込みのない日本よりもこれからはどんどんと海外へてくれないと日本は空洞化してしまう可能性がある。日本人は、今まで、日本へ出稼ぎに来ていた外国人労働者と同じ様に、これからは、海外へ出稼ぎに行かないと職が見つからない国になってしまうかもしれない。・・そんな、恐ろしいこと・・・と思う人が居るかもしれないが、・・・本当にそうなりかねない気がする。
今の日本の人口構成の歪さは深刻である。今まで、外国への輸出に頼って成長を続けてきたが、これからは、輸出頼みではなくどこの国もが内需を増やさなければな良くならない時代が続くだろうし、そのような時代に、日本は、どうして行くのだろうか・・・。既に、大手のメーカー他優良企業ほど、企業活動を海外に移して行っているようなのだが・・。今の日本の政治家を見ていると、このような状況に対処できる人が居そうにもないのが悲しい・・。
(画像は厚生年金の標準的な給付水準見込み。厚労省試算。朝日新聞朝刊より)