今日は立春、いつもなら厳冬なのですが、全く雪がありません。
さて、先日の続き、冬囲いされた清河神社周辺も雪がありません。隣の清河八郎記念館は、12~2月の間は冬期休館みたいです。
立谷沢川がちょうど最上川に流れ込む地、水上交通の要所であった清川には
荘内藩の関所がありました。
「奥の細道」の旅で、松尾芭蕉もここから上陸しました。現在は国道(堤防)を隔てているため、最上川は直接は見えませんね。古くは、源義経も平泉へ逃れる途中ここに立ち寄り一泊、近くの御諸皇子神社には奉納された義経の笛と弁慶の祈願文が残されているそうです。
清河八郎は、多くの著作を残していますが、今私たちが知ることができるのは、『西遊草』や藤沢周平『回天の門』、小山松勝一郎『清河八郎』、丹波一郎主演の映画『暗殺』(篠田正浩)などを通してだけです。資料の電子データ化とか、口語訳とか県のレベルでしてもらいたいものです。
清河八郎の暗殺後5年で薩長を中心した明治維新となります。
※参考『清河八郎グラフィティ』(旧立川町役場)、企画展示資料より