きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート」(トート:内野)

2000年08月17日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
 友人の都合が悪くなったので急遽代わりに行って来ました。大変良いお席でした。けんちゃん、ありがとう。
 もう1回見たいと思っていたウッチー。1幕目は声が出ずハラハラしましたが2幕目は気にならないですね。トート掴んでます。イヤラシイです、手つきが。一路さんも孤独感が出てましたね。そして鈴木さん。先日は寝たけど、今回はちゃんと聞いたぞ~。声が好き好き!若かりし頃はちょいと無理があるんだけどね、ハンガリー戴冠のあたり好き。後頭部から出すような発声でも鈴木さんなら許す。それと井上くんね。はは。みんな彼が出るとオペラグラス上げるのよね。ウッチーとの生チューもしっかり見てきたよ。確かに遠目からだとたかこさんに似てるね。あとは勝太郎さん。かなりわかってきたぞ。結婚式、ウィーンのカフェのボーイ、ミルク、ハンガリー戴冠、精神病院、皇太子をそそのかし、の辺。昔の勝太郎さんって笑顔ばっかりだったので、険しい顔が新鮮ね。手の甲が直線なのは相変わらず。そして顎なしと呼ばれた口元は遠藤さんに似てるわ。うふ。哲ちゃんはわかんないわ。一瞬わかっても頭ふっちゃうからオペラグラスから目を離すとわからなくなるのよ。来年のキャストが出てたけど、今と変わらずで良かったわ。また勝太郎さんが見れるのよ!
 ただ、やっぱり私は宝塚版の方がいいなあ。東宝版だとエリザベートは狂ってしまいたいほど孤独なのよね。でも魂の放浪はそんな理詰めじゃない方がいいなあ。なんとなく、ここにはいられない、という方がいい。トートも不明。いつエリザベートを愛したのかい?なにをしたかったんだい?フランツも自分のいいようにしかエリザベートを見てないのがなあ・・・。史実では皇太子が死んだときも、皇后が死んだときも泣き叫んだりはしなかったんだけど、皇后が死んでから数日後側近に「私がどれだけ彼女を愛していたか誰もわからないだろう」って言ったのよ。多分皇帝は、自分を放って言ったとしても、自由に放浪する魂(規則づくめの自分にはできない)を愛していたのよ。東宝版はそれが出てないなあ。というか、エリザベート・トート・フランツの三角関係じゃないのよね。それぞれが互いに違うものだけ望んでいるというか。すれ違ってしまって向き合っていない。エリザベートが最後にトートの手を取るのもわからないわ。
 ま、私は星組版が一番好きだから、仕方ないんだよね。
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「エリザベート」(トート:内野)

2000年08月04日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
 一路さんは前回見たよりずっと良かったわ。声の伸びが良くて演技も自然になってました。孤独感が良く出てたかな。それでね、トートがウッチー!さすがに歌が・・・・。声というか語尾が伸びないのよ。「エリザベート~」の最後の「~」が出ないのよ。まりこさんの偉大さがわかったね。でも妖しいのよ。雰囲気は絶対山口さんよりウッチーの方がイイね!エリザベートを誑かしているよ。山口さんだとエリザベートにどんな気持ちを持っているかわからないけど、内野さんはわかった。また、内野さんが歌ったため、高嶋兄の歌唱力が目立たなかったよ。あと鈴木さんね。旧名芥川さん。声がステキ~!それでもってシシィを愛しているのがわかるの。でも声があまりに気持ちよすぎてちょっと寝ちゃったよ。ごめん。
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