今日のエリザは2場面ほど新しい解釈ができるところがあり、とても新鮮な気持ちで見ることができました。1つはナイフを受け取るルキーニ。以前も尊い宝物を貰うようだ、と書きましたが、本日はそれを一歩進めて、自由になる鍵を貰った、そんな気がしました。それまで帝政に圧迫され、トートに操られた彼が、エリザベートを殺すことによって自由になれた気がしたのです。獄中で死ぬまでのわずかの間、その後煉獄に行くことも厭わない、それほどまで枯渇した「自由」を手に入れるための道具、それがナイフ。そのように思えました。2つめはエリザベートの昇天。エリザベートは満足しきった顔でした。精一杯戦い、精一杯生きた、そんな満足の生涯の果てに、さらに自分の意志で新しい世界に行く。「死」は絶望ではない。そのことを納得している顔で、涙が出そうなほど感激しました。今までのエリザベートとは違うけど、確かウィーン版に近い東宝版でも「今まで戦ってきた 負けたときもある それでも私が命を委ねるのは私だけ」という歌詞と共に扉を開けていた。だから、もしかして一番オリジナルに近いエリザなのかもしれない。それをどう表そうかと考えていたところ
生きた、愛した、戦った
という言葉が思い浮かんだ。ああ、「根っからのオタク」なワタシ・・・
「初日は公開稽古」と言われるだけあって、東京に来て、さらに良くなった花組エリザ。ムラで見たときは、役者の顔が見え隠れしましたが、今回は「役」として見れました。オサ・トートは存在感が増した。vsエリザ、vsルドルフなど1対1の時は緊迫感があります。ただ群衆の中に入ると溶け込むかな?ショーでは華やかなので、芝居ではもう1歩前に出てもイイかも。ルドは大小とも演技がしっかりしてきました。あさこは自由自在に舞台に存在している。ショーの群舞は4組中一番シャープかもしれん。好き。ワタシ的には、やっぱ樹里ちゃんがキツいなあ。オヤジオーラがない。エリザを愛するくらい、皇帝の義務も大事に思っているはずなのに、それが感じられないのでエリザに振り回されているようにしか見えない。ルドルフ葬式の場面の退場も若々しすぎるし。どうにかならんかのう。
生きた、愛した、戦った
という言葉が思い浮かんだ。ああ、「根っからのオタク」なワタシ・・・
「初日は公開稽古」と言われるだけあって、東京に来て、さらに良くなった花組エリザ。ムラで見たときは、役者の顔が見え隠れしましたが、今回は「役」として見れました。オサ・トートは存在感が増した。vsエリザ、vsルドルフなど1対1の時は緊迫感があります。ただ群衆の中に入ると溶け込むかな?ショーでは華やかなので、芝居ではもう1歩前に出てもイイかも。ルドは大小とも演技がしっかりしてきました。あさこは自由自在に舞台に存在している。ショーの群舞は4組中一番シャープかもしれん。好き。ワタシ的には、やっぱ樹里ちゃんがキツいなあ。オヤジオーラがない。エリザを愛するくらい、皇帝の義務も大事に思っているはずなのに、それが感じられないのでエリザに振り回されているようにしか見えない。ルドルフ葬式の場面の退場も若々しすぎるし。どうにかならんかのう。