花總&古川も耽美な雰囲気がとても良いけど、
ミュージカルとしては今日のコンビの方が良い。
メイン3人の張りのある歌声に安定感がある。
山崎さんは歌っている時は良い意味で癖があり、
いままでの無味無臭を脱してた。
ブラボー。
台詞だけになると人の良いお兄さんになるのが惜しい。
かなり考えて作り込んだかんじ。
芝居だけでなく、動作一つ一つにこだわってる。
エリザベートが息絶えたのを見届けたトートは、
戦い抜いた強い魂こそ自分が愛したものだと、噛み締めているようだった。
エリザベートを逃してしまったショック(現在進行形)で幕の古川くん、
誰よりもエリザベートを肯定した、それが彼の愛だった的な山崎さん、
どちらも納得、どちらも良い。
ちゃぴは前回より芝居が進化、深化。
天真爛漫な子供から、王族の気品はちゃんとある皇后。
強いから戦ってしまい、傷つく。
それでも前進は止めない。
花ちゃんが出ない音域もスコーンと綺麗に出てる。
ダンサーなので動きも綺麗。
花ちゃんはもはや「花總さんのエリザベート」というジャンルなので、
どちらがなに、と、二人比べる必要はないと思いますが。
花總&古川は存在そのものがエリザベート&トートで、
愛希&山崎は生身の役者が作り込んでいて、違いが面白い。
シャッフルはどんなかんじなのかなあ。
フランツは、私は田代さんの方が芝居が好きだな。
上山さんのルキーニは狂気強め。
高音がちょい厳しいときがあるかな。
甲斐さんは情熱的で革命に突き進んでいて、
どういうルドルフを作りたいかわかりやすい芝居だった。
歌声が弱めなのが惜しい。
剣ゾフィー、歌はやはり厳しいけれど、芝居は好きだよ!
重臣を圧倒する威圧感が自然過ぎる。好き
マチネなのでカテコに子ルド。
今日は2ルド、いや田代さんも元ルドか!
ウタコさんがドレスの裾を持ってくれる男性陣にお礼をしていた。
今回はとても満足度が高い回でした。
今年は、花古佐黒立香のあとに、愛山田上甲剣で、
組み合わせも良く、後に見た方が濃いメンバーだったので、
上手く見れたな。
できれば11月後半も見たかったけど、
チケットもお金も時間もないわーん。