1960年。
イギリス人のエドワードは、
思い出の場所、パリに来た。
彼は戦争中(ノルマンディー上陸作戦の少し前のこと)、
パリのレジスタンスと共に戦い負傷し
パリの一角にあるアパートに潜んでいた。
そこであった、出会い、別れ・・・
故・小原弘稔先生の作品を
中村Bの演出で再演。
むかしの芝居は密度が高い。
宝塚に限らず、最近の芝居は、
まずキャラありきで、
この役者にこういう役をさせたい、台詞を喋らせたい、
そのキャラが動けば芝居も動く、
って作りが多いと思う。
その場は楽しいけど、薄っぺらい。
小原先生の(なのか、当時のなのか)作品は
まず、芝居ありきで、
その芝居を表すために、登場人物の台詞がある、
って気がした。
少人数用のバウ作品なので
突然のカーニバル等で場面の水増しをしなくていいぶん、
中村Bでも、じゅうぶん満足できる作品でした。
ほとんど場面が動かない、
ちょいと意味が違うけど、密室劇みたいなものだけど、
話は山あり谷あり涙あり。
三角関係が三つ巴ぐらいになったんだっけ?
複雑だけどわかりやすい。
歌も踊りもうまく入っていました。
名作の再演ということで、
力が入っているのかなあ。
セットが、いつものバウより豪華かも。
主人公とヒロインが、
ある意味もどかしい関係で
きゅーーーーーんん、とします。
最後は、そうなるか、でも、そうだよね。
納得。
ラストの場面もいい雰囲気でした。
テルは悪くはないけど
もうちょっと求心力があるといいなあ。
2番手は、ファンじゃない者も惹きつけて欲しいね。
可もなく不可もなくってのは
一番印象に残りにくいんだよね。
芝居はいいと思う。
揺れる男心が繊細に表現できていた。
歌は、もうちょっと頑張ろうね。
2番手はベニーになるのかな。
声がまだ高い。歌はもっともっと頑張ろう。
芝居は・・・、いいかな。
思うように動かない身体へのいらだちとか
同情を受けなければいけない身の辛さとかが
良く出ていた。
意地は悪いけど、意地悪じゃないんだよね。
フランス国歌を歌うときに
いろんなプライドが見えた。
れみちゃんは、耐えるヒロインは似合っていたんだけど。
良い言い方をすれば、かなり大人っぽくなった。
悪い言い方をすれば、老けた。
むかしのような可憐さは、
もう無いんだなあ。寂しいなあ。
エドに惹かれつつも、
それは男性への愛だけではなく
婚約者との煮え切らない関係を断つことを重ねているのかも。
婚約者も捨てきれない苦しさが伝わるので
二人の間で揺らぐ姿は「もう片方への不実」には見えなかった。
ただ、背が高いので
かがむ姿勢が多く、舞台映えが悪かった。
もう一人のヒロイン・マリーは
みのりちゃん。
華やかさもあり、台詞の通りも良かった。
みやるりは、声は高めだけど
ナチの軍服は似合っていた。
コロちゃん歌も芝居も踊りもできて
頼もしい存在。
さやかちゃんの父ちゃんは、
上手すぎてビビッた。
今回、専科は出てないよね?って
一瞬考えたよ。
にしき先輩の医者が、普通にいい人だった。
まあ、なんだ。
全体的に若くて、
まだ声が作り切れていない人が多いというか。
バウだから、それも良し、か。
ショーは、うーん、Bっぽいね。
デュエダンでも、れみちゃんが地味めだった。
イギリス人のエドワードは、
思い出の場所、パリに来た。
彼は戦争中(ノルマンディー上陸作戦の少し前のこと)、
パリのレジスタンスと共に戦い負傷し
パリの一角にあるアパートに潜んでいた。
そこであった、出会い、別れ・・・
故・小原弘稔先生の作品を
中村Bの演出で再演。
むかしの芝居は密度が高い。
宝塚に限らず、最近の芝居は、
まずキャラありきで、
この役者にこういう役をさせたい、台詞を喋らせたい、
そのキャラが動けば芝居も動く、
って作りが多いと思う。
その場は楽しいけど、薄っぺらい。
小原先生の(なのか、当時のなのか)作品は
まず、芝居ありきで、
その芝居を表すために、登場人物の台詞がある、
って気がした。
少人数用のバウ作品なので
突然のカーニバル等で場面の水増しをしなくていいぶん、
中村Bでも、じゅうぶん満足できる作品でした。
ほとんど場面が動かない、
ちょいと意味が違うけど、密室劇みたいなものだけど、
話は山あり谷あり涙あり。
三角関係が三つ巴ぐらいになったんだっけ?
複雑だけどわかりやすい。
歌も踊りもうまく入っていました。
名作の再演ということで、
力が入っているのかなあ。
セットが、いつものバウより豪華かも。
主人公とヒロインが、
ある意味もどかしい関係で
きゅーーーーーんん、とします。
最後は、そうなるか、でも、そうだよね。
納得。
ラストの場面もいい雰囲気でした。
テルは悪くはないけど
もうちょっと求心力があるといいなあ。
2番手は、ファンじゃない者も惹きつけて欲しいね。
可もなく不可もなくってのは
一番印象に残りにくいんだよね。
芝居はいいと思う。
揺れる男心が繊細に表現できていた。
歌は、もうちょっと頑張ろうね。
2番手はベニーになるのかな。
声がまだ高い。歌はもっともっと頑張ろう。
芝居は・・・、いいかな。
思うように動かない身体へのいらだちとか
同情を受けなければいけない身の辛さとかが
良く出ていた。
意地は悪いけど、意地悪じゃないんだよね。
フランス国歌を歌うときに
いろんなプライドが見えた。
れみちゃんは、耐えるヒロインは似合っていたんだけど。
良い言い方をすれば、かなり大人っぽくなった。
悪い言い方をすれば、老けた。
むかしのような可憐さは、
もう無いんだなあ。寂しいなあ。
エドに惹かれつつも、
それは男性への愛だけではなく
婚約者との煮え切らない関係を断つことを重ねているのかも。
婚約者も捨てきれない苦しさが伝わるので
二人の間で揺らぐ姿は「もう片方への不実」には見えなかった。
ただ、背が高いので
かがむ姿勢が多く、舞台映えが悪かった。
もう一人のヒロイン・マリーは
みのりちゃん。
華やかさもあり、台詞の通りも良かった。
みやるりは、声は高めだけど
ナチの軍服は似合っていた。
コロちゃん歌も芝居も踊りもできて
頼もしい存在。
さやかちゃんの父ちゃんは、
上手すぎてビビッた。
今回、専科は出てないよね?って
一瞬考えたよ。
にしき先輩の医者が、普通にいい人だった。
まあ、なんだ。
全体的に若くて、
まだ声が作り切れていない人が多いというか。
バウだから、それも良し、か。
ショーは、うーん、Bっぽいね。
デュエダンでも、れみちゃんが地味めだった。