1&2幕、中島さんの白鳥が美しい。
凛とした美しさ。
儚さは薄めかもだけど、
流されっぱなしではなく、
運命に立ち向かう強さを秘めているからこそ
ラストに繋がるのでは?の説得力がある。
白鳥は初めてでも真ん中経験はあるので落ち着いた踊り。
彼女らしさもしっかり出てた。
以前は白い役は合うけど個性を出すのは苦手なのかな、
と思う時があったけど、
今日はしっかり物語の中心にいた。
生方さんの王子が初々しくて!
良い!
この年齢ならでは!
ありがとう、ユカリューシャ!
オデットに会い、「初めて」愛を知った、に説得力。
そりゃ、王妃も道化も友人達も、王子の世話をしちゃうわなあ。
道化は昨日よりダチ感がある。
道化側より王子のキャラ違いのためかな。
井福さんの動きは軽やか。
3羽の白鳥に政本さん伝田さんの並び。俺得。
昨日よりひとつ下の階なので2幕の没入感マシマシ。
3幕!
今日も盛り上がった!
中島さんのオディールはくっきりした踊りで
適度なアクセントもあり、
オデットと同じぐらい合っている。
前半に少しダブルが入った32回転も失速なく回り切りました。
生方さんは、ロットバルトたちに騙され誑かされるのに説得力あり。
誰かとオディールが入れ替わって、幻かとグラグラしても、
わかるよー、と思っちゃう。
役としてはして若い故のいろいろが上手く出てるけど
ダンサーとしてはしっかりで、リフトとかも危なげなし。
この「若い」王子はいまだけだろうな。
ありがたや。
各国の踊りはみんな素敵!ブラボー!
政本さんがスペイン。
キリリとした圧。
4幕。
なんということをしてしまったんだー、
という後悔で気を失うのに説得力がある生方王子。
白鳥ちゃん達を振り切って王子の元に行くオデットも自然な流れで、
ハッピーエンドへの収束が鮮やかでした。
ラストの頭上高くのリフトも静止が長かった。
素晴らしい舞台でした!
【配役】
オデット/オディール:中島映理子
ジークフリート王子:生方隆之介
ロットバルト:柄本 弾
【第1幕】
道化:井福俊太郎
王妃:奈良春夏
侍従長:芹澤 創
パ・ド・カトル:涌田美紀、中沢恵理子、池本祥真、加古貴也
アダージオ: 金子仁美
【第2幕/第4幕】
四羽の白鳥: 中沢恵理子、工 桃子、長岡佑奈、池戸詩織
三羽の白鳥:伝田陽美、政本絵美、平木菜子
【第3幕】
花嫁候補: 三雲友里加、加藤くるみ、橋谷美香、米澤一葉
四人の道化:加古貴也、山下湧吾、山仁 尚、小泉陽大
スペイン(ソリスト):政本絵美
スペイン:後藤健太朗、中嶋智哉、本岡直也、陶山 湘
ナポリ(ソリスト):金子仁美
チャルダッシュ(ソリスト): 涌田美紀、工 桃子、岡崎隼也、海田一成
マズルカ(ソリスト):伝田陽美、鳥海 創
揮: アントン・グリシャニン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校
~上演時間~
第1幕・第2幕 15:00 - 16:20
休憩 20分
第3幕 16:40 - 17:20
休憩 15分
第4幕 17:35 - 18:00