アコスタ版、1幕は駆け落ちまで
2幕はジプシーと夢。
ジプシーの人形劇は無し。
3幕は狂言自殺と結婚式。
ダンサーが随所で声を出す。
ジプシーの曲を1幕で使ったり
全体的に踊る部分が増えている?
この音楽をここで入れて踊る?が何回か。
でも詰め込み過ぎ感はない。
総じてアコスタの振付、鬼。
ただ、脳天気にぶっちぎるのではなく
英国ロイヤルらしく、
芝居をロジカルに詰めている部分があるため
私には少し理屈っぽく感じました。
もっと馬鹿テンションの方が好きだなあ。
脚を振り上げる振付が多かったけど
皆さん粗野さは無く、キリッとしてました。
キホーテは2幕ですでにカップルの味方。
ガマーシュはフランス貴族的?なロン毛縦ロール。
酒場のお姉さんにプロポーズして成功してました。
キトリのナグディの脚はハキハキ動くだけでなく
表情があり、プティ作品が似合いそう。
芝居もとてもチャーミング。
バランス技は強い。
回転はスピードはあるけど場所はズレる系。
技術だけではない、プラスアルファの魅力がある。
これからが楽しみ。
バジルのサンベは元気良い踊りだけど、気品がある。
1幕のジャンプの軸がいつも斜め。
3幕はかなり真っ直ぐになって
動きもキレキレだったけど
それゆえ、予定キャストはマックレーだったんだよなあ、
を、チラチラ思い出しちゃった。
5階席からでもエイヴィスのロレンツォがイケメン。
メルセデスの衣装がキトリ似なのはなにか理由が?
平野さんのエスパーダ、かっこいい!
闘牛士、一人だけ上着の片腕無くシャツ見せ。
かっこよく見せる振付が的確。
アムールがチュチュなのは珍しい!
大人な美人!
ドリアードの金子さんが美しい!
踊りも程よく抑制が効いて音楽的。
きゃー!
野営地冒頭がバヤの音楽でした。
作曲家が同じだからか?
2幕開きが鐘でジゼルぽかったから、
この辺は古典へのオマージュだったりするの?
出し入れが多いセットは
バレエではあまり見ないね。
【配役等】
キトリ(ロレンツォの娘)/ドゥルシネア姫:ヤスミン・ナグディ
バジル(床屋の青年):マルセリーノ・サンベ
ドン・キホーテ:クリストファー・サンダース
サンチョ・パンサ(従者):フィリップ・モズリー
ロレンツォ(宿屋の主人):ギャリー・エイヴィス
ガマーシュ(裕福な貴族):トーマス・ホワイトヘッド
エスパーダ(闘牛士):平野亮一
メルセデス(街の踊り子):イツィアール・メンディザバル
キトリの友人たち:崔 由姫、ベアトリス・スティックス=ブルネル
ジプシー(ソリスト):ロマニー・パイダク、トーマス・モック
ドリアードの女王:金子扶生
アムール(キューピッド):アンナ・ローズ・オサリヴァン
ドゥルシネア姫(第1幕):ジーナ・ストーム=ジェンセン
ファンダンゴ(ソリスト): ロマニー・パイダク、ヴァレンティノ・ズッケッティ
街人たち、闘牛士たち、ジプシーたち、森の精たち:英国ロイヤル・バレエ団 ほか
指揮:マーティン・イエーツ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ギター演奏(舞台):デイヴィッド・バッキンガム、トーマス・エリス、フォーブス・ヘンダーソン、ナイジェル・ウッドハウス
改訂振付:カルロス・アコスタ/マリウス・プティパの原版に基づく
音楽:ルトヴィク・ミンクス
編曲:マーティン・イエーツ
美術:ティム・ハットリー
照明デザイン:ヒュー・ヴァンストーン
◆上演時間◆
第1幕 18:30 - 19:20
休憩 25分
第2幕 19:45 - 20:15
休憩 25分
第3幕 20:40 - 21:25
会場にはフェリとボッカのパネル。
オペラの衣装も。