ユネクの無料期間、ラストは「ルージュ」。
アニタ・ムイ&レスリー・チャン主演。
妓楼の遊女が名家の男性と将来を誓ったが、
男の家族からは、正妻は別に迎えると言われ、心中。
遊女の魂は死なず、幽霊となる。
現代のカップルが幽霊を見つけ、
男の消息を共にたどる。
死んで一緒に、と言っていた男は
家族の言うまま従姉妹と結婚し
財産を食い潰して零落して、老いていた。
その姿を見て幽霊は消える。
男装をはじめ、アニタ・ムイ七変化。
美しい歌声に美しい姿。
どこか冷めた表情は硬質で、
この世の者ではない雰囲気。
レスリー・チャン演じる坊ちゃんは
「ああ、やっぱり」な気弱で、流されて、で、
そんな人物が似合うのだった。
京劇芝居場面もあり。
現代カップルの女性が
「男たちの挽歌」のヒロインだった。
売れっ子だったのね。
当時の香港映画の規制のためか
史実に基づいているのかは不明だけれど
チャイナドレスの下には
あれだけ着込んでいるんだなあ。
肌が見えないところの下はほぼ下着有り。