連休三日目。雨になりました。土・日のお出かけで使った鞄を片づけて、机の上をすっきりさせたところで勉強をするはずが、軽めの読書に逃避してしまいました。
ということで横山秀夫氏の「半落ち」を読みました。
「クライマーズ・ハイ」の人物描写が印象に残っていましたので、ワクワクして読みましたが、いま一つ人間を描き切れていないように感じました。
愛する妻を殺してしまった人が(自殺をせずに)生き長らえている理由が人を助けるためであり得るのか。
アルツハイマーで自分が壊れていくのがわかっていながら、それでも生きていくしかない人間。
なぜ生きているのか、なぜ生きなくてはいけないのか。→ここを描いて欲しかった。。。
本当はもっと深いテーマがあるのに、そこを描けないから中途半端に終わってしまったという感じでした。