本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

フィクション小説

2014-02-05 06:21:32 | 本・雑誌、読書
このところ、フィクション小説ばかり、特にミステリーを多く読んでいました。

そうしたら鬱々として気分に陥って・・・

垣根涼介「ワイルド・ソウル」
東野圭吾「白夜行」
同じく「幻夜」
宮部みゆき「火車」

どれもお金が人を変えていて、選び方が悪かったんでしょうが、貧しさを前提に描かないとこの種の小説は成り立たないのかな~と疑問に感じたり。

読んでいる時はストーリー展開にどっぷりハマるものの、読み終えると、設定や流れが上手くできていればいるほど、著者は仕事として小説を書いているんだなあ、売れるのを意識してるだなあと感じて興醒めしたり。

読んでいる時は小説を通じて社会の在り方に疑問を感じたりするものの、最後は著者一人の頭から生み出された虚構のもので、社会のことを考えたいのなら、やはりノンフィクションだなあと思ったり。

純粋に楽しむ読書をすればいいんだろうけれど、それが出来なくて・・

それでも読んだ小説にとらわれていて、暗い気持ちになって・・

自分の気持ちを分析することは難しいけれど、これらの小説がベストセラーとして売れていて、それが単にストーリーを楽しめるだけでなく、ここに描かれている貧しさや人間の醜さが現実にありそうなこととして受け止められているとしたら、なんか世の中暗いなあ~と思って暗くなっているんじゃないかと・・

このまま読み続けるとどんどん沈んでいきそうなんで、この系統はしばらく中断!


ということで、鬱々した気分は読書以外に原因があるかも?って思わないでもなかったのですが、

「もっと面白い本」(成毛眞)、「読書脳」(立花隆)などを手に取ってパラパラ読んでいたら、元気回復。

やっぱり読書が原因で、やっぱり自分は読むんだったらこっち系(何がこっちかよくわかりませんが)の本だと。

そして・・私の脳はなんて単純なんだと・・・





コメント
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