本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

自動車ディーラーの「お・も・て・な・し」

2014-02-11 07:34:14 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
古くなった車を買い換えるため、お休みの日にディーラー回りをしてみました。

コンパクトカーかそれよりちょっと大きめ、長距離運転もあんまり疲れないもの、車種未定、価格は自分たちの無理のない範囲。

車種が決まっていなくて、希望も若干ブレがありますから、営業の方もそこから私たちの本当の希望を引き出していかないといけません。

話をしていくうちに、自分たちが車に求めているものが本当は何なのかがだんだんわかってきます。

私たちの気持ちをうまく引き出して、それから自分なりのストーリーに持ち込んでいく。うまい具合に売っていくといいますか・・

それをお客様に露骨に見せないところも大事。

一生のうちでそうそう何回も経験しない車を買うっていうビックイベントで、車を手に入れるということだけでなく、その過程を私たちは楽しみたい。

なんてことを分かっている営業の方とそんなことは想像もしていない営業の方がやっぱりいらっしゃいます。

今まで乗っていた車のディーラーの方、私としては今までお付き合いがあるんで、(安い車に乗ってる客だけど)大切にしてほしい。

それが、そうしてもらえなかった時、まったく初めて訪れたお店より辛い点数がついてしまいます。

今までお付き合いがあるので、営業の方が逆にこれくらいの対応で許してもらえるだろうと思っているんじゃないかと私に感じさせてしまう。

自分が期待しすぎなのかなっとふと気がついて

いまや横浜の市長さん、かつてBMW東京株式会社の社長を務められた林文子氏の本「しなやかな仕事術」を読んでいます。

なんて素敵な方なんでしょうか。

車を売る前にお客様の話を聞く。お客様が困っていれば、車と関係がないことであっても手助けをする。

まずは信頼関係を築いていく。

そんな営業の方がいたら、絶対その方から車を買いたいって思います。

ディーラーの営業の方は、厳しい営業目標が求められているんだろうと思います。

できればがんがん売っていきたい。お客もそこはわかっています。

でもわかっていても、わかっているからこそ、そこでお店に足を運んだ者の気持ちを理解してくれる方にとても好感を持ちます。

商品が売れて、買えれば、それでよしの商品売買の場だけれど・・・。

日本の「おもてなし」を海外に紹介するというけれど、おもてなしって丁寧に作りこまれたお料理や快適に過ごせるように設計された旅館やホテル?

それも大事なんでしょうが、売るっていう本来の目的をちょっと横において、まずはお店を訪れたお客様をちょっと嬉しい気持ちにさせてくれる。

商店街の八百屋のオジサマが、お客さんの子どもや孫のことをちょっと話題にして、お客さんのこと家族ぐるみ知ってんだよ、心配してんだよってメッセージを送ってくれて、お客をちょっと喜ばしてくれる。

日本で昔からやっているそんなことを大切にしてほしいな~、したいなあ~って思います。

車のディーラーさんに戻って・・最近はどこのお店もきれいな店内で子どもが退屈しないようにおもちゃを置いたコーナーを作っていて、化粧室がきれいで・・

でもそれよりもまず接客でお客を喜ばせてほしい。どんな接客でも売れればいい、かもしれないけれど、買った後もメンテナンスでお付き合いしますし、何よりもあの店とってもいいよって知人に話すことだってあるんですから・・・




コメント
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