<尾瀬ヶ原と東北最高峰 尾瀬燧ケ岳>
すっかり秋らしくなった東京です。朝晩は寒いくらい。このまま本格的秋に突入でしょうか。
人間とは勝手なもので、あれほど暑い、暑いと大騒ぎをしておきながら、いざこうして涼しくなると、
去り行く夏を惜しみたくなるものです。
尾瀬は既に初秋を迎えていました。
尾瀬の秋は水芭蕉の咲く6月ごろと並んで、その美しさには定評があります。
さて8月28日、我が家を早朝5時すぎに愛車で出発、途中休憩をいれ、目的地鳩待峠に午前9時に到着。
すでに駐車場は満杯状態。かろうじて1台分だけ空いていて、そこへ滑り込み駐車。一泊二日で駐車料金3500円也。
シーズンオフにも関わらず、相変わらず人気の高い尾瀬です。
一日目の行程は、鳩待峠→山の鼻→尾瀬ヶ原散策→山の鼻尾瀬ロッジ宿泊
鳩待峠(1591m)から山の鼻(1407m)までは約200mの下りで、歩きはじめは石ごろごろで少し歩き難いですが、
その後は良く整備された木道が続き、下りですので1時間足らずで山の鼻に到着します。
しかし木道は最近の悪天候でしっかり湿っていて滑りやすく、油断は禁物。
時折陽も射し、予報が外れたことに心はウキウキ。足取り軽く、気持ちの良い森林浴です。
左手側には翌日登る穏やかな稜線の至仏山(2228m)が時折顔を覗かせています。
「どうか明日も今日のような穏やかな天候でありますように!待っててね至仏山!」
山の鼻で早い昼食をとり、散策に不要な荷物を尾瀬ロッジに預け、荷を軽くして、初秋の尾瀬ヶ原散策に出かけました。
尾瀬は昨年の8月初旬にも訪れています。その記事はこちら ↓
その際、湿原から仰ぎ見る至仏山は、裾をゆったりと広げて美しく横たわり、私の登頂欲を駆り立てました。
尾瀬ヶ原は赤く輝く草紅葉の季節にはまだ少し早く、観光客も少ない静かな散策となりました。
<尾瀬ヶ原&至仏山>
<尾瀬ヶ原に点在する池塘は1800個とか・・・・>
8月末はシーズンオフで、夏の花、秋の花の狭間ゆえ、お花もあまり期待していませんでしたが、
とんでもない!たくさんの高山植物に出会えました。これはとてもうれしい事でした。
それでは尾瀬ヶ原で出会ったお花の紹介です。もし名前に間違いがありましたら、どうぞ遠慮なくご指摘ください。
<左:オクトリカブト 右:ソバナ>
<左:ミヤマアキノキリンソウ 右:ウメバチソウ>
<未草(ヒツジグサ)>
羊ではなく「未」。 未の刻(午後2時)ごろ咲くので未草。
偶々中学生を引率してきたネイチャーガイドに教えて貰いました。 私は羊とばかり思っていました。
池塘に咲く美しい水草です。
<左:ゴマナ 右:イワショウブ>
<左:オゼミズギク 右:サラシナショウマ>
<左:サワギキョウ 右:タムラソウ>
<ノリウツギ>
<アケボノソウ>
この日は約14キロ、23000歩歩きました。3時半に尾瀬ロッジに到着。
暖かなもてなしを受け、質素ながら心のこもった夕食に清潔なお部屋、そしてお風呂。明日への活力となります。
翌日はいよいよ至仏山へGO!
追記
山小屋さんにお花の名前を教えて頂きました。一部訂正、書きたしております。
山小屋さん、ありがとうございます。