この画像を見ると、朝ドラの「花子とアン」のテーマ曲が聞えてきそうです。
皆さん、ご覧になっていらっしゃいますか?勿論私は欠かさず観ております。
常に高視聴率を保ち続けたまま、もうすぐ終わりを迎えようとしています。
今朝はまた放送終了後、脚本家中園ミホさんと美輪明宏さんとのトークがあり、とても興味深く拝見しました。
村岡花子が大田区大森に居を構えていたことはあまり知られていないようです。
私も永年大田区に住みながら、このドラマが始まるまでそのことを知りませんでした。
一昨日、村岡花子が暮らした町「大森」にある「大田文化の森」で「村岡花子&赤毛のアンフェスタ」が開かれました。
友達の誘いもあり、童話作家として、また翻訳家としての真実の村岡花子に出会いたく、行ってまいりました。
<村岡花子と村岡敬三[ドラマでは英次)
いくつかのブースに分かれ、いろいろな催しがなされていましたが、私が一番興味を持ったは、ドラマと史実の違いが何処にあるのかという、馬込文士村担当学芸員のお話でした。
ドラマのほうも、終盤を迎えていますので、実際はどうだったのかお話しても、宜しいですよね。
学芸員のお話の中で特に印象に残った箇所だけお話しますと・・・・。
まず村岡花子さんはドラマの中の印象とは少し違い、実際は昨年の大河ドラマ「八重の桜」の主人公、
「八重」のようなしっかりものの「ハンサムウーマン」であったそうです。
またドラマでは貧しい山梨の農家の出身となっていますが、史実は実家は商人でそれほど苦しい生活ではなかったとか。
またすでに6歳の頃、家族で品川に引っ越してきています。
葉山蓮子こと柳原白蓮は、ドラマでは「腹心の友」となていますが、それほどの深い交流はなく、
むしろドラマでは全く名前も出てこない片山廣子という歌人、翻訳家が彼女に大きな影響を及ぼしました。
学芸員の話によると、葉山蓮子はこの片山廣子と柳原白蓮がミックスされ作り上げられた可能性があるとのことでした。
このほかまだまだ興味ある話が次から次へと飛び出し、あっという間の1時間の講演で、とても全ては書ききれません。
史実とドラマの違いを知ることにより、興ざめする部分もありますが、今朝の脚本家中園ミホさんのトークを聞き、
改めて脚本の素晴らしさを感じ、これからの流れが楽しみになりました。
いよいよ「赤毛のアン」の登場です。
<Green Gablesの前で赤毛のアンの衣装をまとって記念撮影もできます>(私ではありません)
村岡花子が翻訳したモンゴメリー作「赤毛のアン」は戦争で疲弊した世の中に夢と希望を与えていきます。
これからがこのドラマのクライマックス、真骨頂なのですね。
それでは皆さん、ごきげんよう、さようなら。