世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

ニュージーランドの山旅 その1~ミルフォードトラック

2016年04月20日 | 海外旅行

ニュージーランドのハイキングと言えば、ミルフォードトラックとルートバーントラックが有名です。

ミルフォードもルートバーンも自然環境保護のため一日の入山規制がひかれています。

本来ならば3泊4日、山小屋に泊まりながら一方通行でミルフォードサウンドへ向けて、

専門のガイド付きで全行程53.5キロを歩きます。

しかし私の参加したツアーは出口の一部分を、有名な滝ジャイアントゲートまで歩く日帰りハイキング。

歩行時間4時間の比較的軽めのトレッキングです。全行程歩いてみたい気もしましたが、体力に自信がなくて・・・。

まずは駐車場でKea(ケア)というオオムの手荒い歓迎です。世界で唯一、標高の高い森林地帯に生息するオウム。

 

「キイアー、キイアー」と甲高い声で鳴きます。私達もキイアー、キイアーとご挨拶。好奇心旺盛で全く人を怖がりません。

小舟に乗って対岸に渡り、トレッキングスタートです。

 

道は平坦で多くのシダやブナ(日本のブナと少し違う)、苔の生い茂る森林の中を歩きます。

日本では見たことも無いほどの大きなシダの大木に圧倒されます。まるで密林!

写真を孫娘にラインで送ると、「おばあちゃん、ここはどこ?アマゾンみたい!」と返事が来ました。

今にも恐竜でも出て来そうな原生林 ジャングルです。

ニュージーランドの森は野鳥の宝庫でもあり、あちらこちらから美しい鳥のさえずりが聞えてきます。

写真を撮り損ねましたが、人を恐れず、すぐ近くまで飛んでくるのにはビックリ。

ファンテールという名の鳥は尾(テール)が扇(ファン)のように広がることからその名がつけられました。

驚くほど私の至近距離を飛んで行き、私は何が目の前を横切ったのか分かりませんでした。とても綺麗な小鳥です。

またニュージーランドは800年前までは人の住まない広野でした。

南太平洋のポリネシア方面からマオリ人が移住してきて、開拓を始めたと言われています。

そして18世紀の終わりに資源を求めて西欧人がやってくるようになります。

ニュージーランドの歴史をここで語ると長くなりますので省きますが、要は歴史が浅いだけに、

手つかずの自然が多く残され、固有種の保護に国を挙げてとても力を入れています。

このミルフォードトラックにもそれは表れていて、こんなものが至る所に置かれています。何だとお思いですか?

イタチやネズミを捕る捕獲器です。イタチ、鼠、ウサギなどはとても嫌われている動物です。

 
<左の木にはこの近辺に捕獲器が置かれていることを印すものが>

まるでとろろこんぶのようなサルオガセが・・・。日本のサルオガセはグレイですがこちらは緑。

折り返し地点、ジャイアントゲートの滝に到着しました。

迫力のあるとてもきれいな滝で滝壺の水は青く澄んでいました。


<この旅行初のツーショットです>

帰路は同じ道を自由気ままに歩きます。眺望はありませんが、気持ちの良い森林浴でした。

今回のツアーは私たちと、同世代Mさんご夫婦の4人だけ。まるでプライベート旅行のようでした。

ご夫婦共に山好きでいらして、特に奥様は百名山を登りきっていらっしゃる生粋の山女。

ニ百名山、三百名山にもチャレンジしていらっしゃいます。私など彼女の足元にも及びません。

それでもとても今回のポレポレツアーを楽しんでいらっしゃいました。私もそんなご夫婦で本当によかったと思っています。

中央がニュージーランド人のツアーガイドクレーグです。

流暢な日本語のユニークなガイドが私たちの旅をより楽しい愉快なものにしてくれました。

ニュージーランド滞在中の8日間、寝食をともにし、お世話になりました。ありがとうございます。

 

 

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コメント (8)
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