旅行社からのパンフレットが届くたびに是非行きたいと思っていた湖東三山。
言葉では言い尽くせない、それはそれは見事な紅葉でした。
なぜ三山と山が付くのかと思いましたが、本堂は山の上にあります。
西明寺は正式には龍應山西明寺、金剛輪寺は松峰山金剛輪寺、百済寺は釈迦山百済寺。
それゆえどこのお寺も本堂までは長い石段があり、ややハードです。
最初に訪れたのは西明寺。
バスから降りるや、一斉に皆が感嘆の声を上げたほどの美しい紅葉黄葉。
これでもか、これでもかと言わんばかりに境内を赤く染める楓。もう紅葉に酔いしれそうでした。
西明寺は平安時代の承和元年(834年)に開祖された天台宗のお寺です。
戦国時代に織田信長は比叡山の焼き討ち直後、周囲の寺々も焼き討ちしました。
が、幸いこちらのお寺は火難を免れたとか。
よって国の国宝第1号に指定の本堂、三重塔、二天門が現存しています。
<重要文化財 二天門>
本堂は鎌倉時代初期に建立され、釘を使用せず屋根は檜皮葺(ひわだぶき)、純和風建築。
国宝<三重塔>本堂と同じく屋根は檜皮葺、建物は総檜。
<国指定 名勝庭園 蓬莱庭>
こちらのお庭にはなんと秋ですのに桜が咲いていました。
春秋冬に開花、県文化財に指定されている西明寺の不断桜だそうです。
桜と言えば、この翌日には、春と秋が一度にやってきたような桜と紅葉の競演風景を堪能。
美しくも艶やかな稀有な光景でした(後日アップします、お楽しみに)。
西明寺もこの後訪れる金剛輪寺、百済寺も境内一面錦秋の景色に包まれていました。
見頃としてはこのころが一番ピークであったと思われます。ラッキーでした。
最初に訪れた西明寺だけで、もうお腹いっぱいの気分でしたが、まだまだ先があります。
続く!