シネカメラの紹介と定期試運転の様子を収録する準備で三脚の調子が悪いのに気が付きました。
何本もある木製三脚の一本、気に入っている Φ75 の奴ですがティルト方向の動きが硬いんです。
このヘッドは硬いグリスでフリクションを与える仕掛け。
このビスで粘りを調整できるみたい。
ドライバーで緩めたら軽くなったのでパン方向と同じ粘りに調整しました。
元通りに組み立て。ハンマートーンの塗装が最高です。
脚に取り付けて完了。脚は亜麻仁油を塗ったので実に渋い色合いです。
この三脚は Bell & Howell 70DR 、BOLEX H16 にはちょうどいいサイズです。
Arriflex 16S も見た目のバランスがいいんですが 400feet マガジンをセットすると荷が重くて危険です。
その場合は Φ100 の木製三脚があります。そちらは長野電鉄木島線を撮影するとき便利に使いました。
3管カメラのHL-79 シリーズにも木製三脚は似合います。
この手のヘッドはバランサー機構なんてありませんが、昔の映画やテレビドラマでパンやティルトが滑らかじゃないのが実に人間味がありましたね。