今の時代にカチンコなんて無用の長物ですが。
カチンコの本来の使い方はシネカメラとNAGRAなどのテープレコーダーの同期をとるきっかけです。
助監督がカメラの前にカチンコを出して「ヨーイ」と声を掛けたタイミングでNAGRAとカメラを回します。
その後カチンコの表紙木を閉じて「カチッ」。
編集でフィルムのカチンコが閉じた瞬間とテープレコーダーの音を合わせて同期を取るんです。
今はビデオ化されて映像と音声は同時に収録されるのでカチンコは意味を持ちませんが現場では慣習で使われているようです。
そんなことは百も承知で敢えて、半世紀前に作ったカチンコを作り直しました。
おっと、拍子木の下側にもうひとつ白味を入れるのを忘れました。
向こう側は入れてあるんですが。
即対処しましょう。紙テープでマスキングしてアクリルガッシュのホワイトを刷毛塗り。
完成!
まるで意味の無いことに貴重な時間を割いてしまいましたが私のやることはいつもこうです。